スペック
番号 | RPZ-19 |
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分類 | ティラノサウルス型 |
全長 | 23.2m |
全高 | 7.8m |
重量 | 85.0t |
最高速度 | 135km/h |
所属 | ヘリック共和国 |
概要
第一次大陸間戦争時にヘリック共和国軍が開発したティラノサウルス型ゾイド。
重火器を多数搭載した陸専用の戦闘機械獣。
当時の二足歩行恐竜型としては珍しく全高が低く、敵のレーダーに探知されずに進撃することが可能。
両前足に装備されたメタルクローは戦闘状況に応じて長さを変えることができる。
トランスファイター・ゾイド(当時大型ゾイドのサポート用として開発された武器に変形可能な小型ゾイド。ブロックスのご先祖様のようなもの)との合体も可能、戦闘能力も向上する。
評価
玩具を実際見たことがある人なら解るだろうが、デザインは当時でも微妙と評されることの多い旧ゾイドシリーズ後期でもこれはひどいと言わざるを得ない。
ティラノサウルス型ゾイドとしてはゴジュラスやデスザウラーのような直立歩行型が主流だった時期としては珍しく前傾姿勢型のフォルムを採用しているが(これはキングライガーやハウンドソルジャーと同じ動力機構を流用して二足歩行を実現する為のものの。そして生意気にも補助輪や補助バーを持たない完全二足歩行である)、かつて名機を次々と輩出したゾイドシリーズとはとても思えない酷いデザインであった。
「頭が小さい」程度じゃ済まないくらいティラノサウルスというモチーフからあまりにもかけ離れたデザイン(おおよそ兵器とはなんの関係も見出せない稲妻型のメッキパーツや、ティラノサウルスとはかけ離れた異様に長い角のついた平たい頭部など)の為、もう弁護の余地は無いといえる。
新ゾイドシリーズのジェノザウラーやバーサークフューラー等と比べることなど、おこがましいとしか言いようが無い。
だいたい、「ゴッドカイザー」などという、あまりにも体を表わさない上にカイザー(帝国の皇帝の称号)の名前を冠している矛盾をはらむネーミングはもう少し何とかならなかったのだろうか。
これらの要素から、旧ゾイドシリーズを知るファンからは「旧ゾイドシリーズ衰退・終焉のA級戦犯」という散々な評価を下されてしまっている。
そのためか、隕石落下直後を描いたRCZシリーズでも、キングライガーやガル・タイガーといった同期の機体が復刻されたにもかかわらずゴッドカイザーは復刻されていない(一応海外版ではカラーリングを替えて復刻されていた)。
ある意味ゾイドシリーズの黒歴史なのかもしれない。