概要
しかし、浪人しており、アートの才能はお世辞にもあるとは言えない。
メガネを掛けた中肉中背の人物で、一見すると冴えない容姿から作中で何人もの人間に凡人呼ばわりされているが、実際は彼を目当てに何人もの実力のある格闘家や武道家が挑んできてはその尽くを返り討ちし、彼の処遇を巡って国家間の争いになるほどの凄腕。
しかし強本人はその強さで金銭を稼いだり名誉を求めてはおらず、売られた喧嘩は買うが「人目のないところで戦う」、「勝負は勝敗に関わらず一度だけ」、「自分に負けても口外しない」という条件で戦うが、そもそも噂になってる時点で結構な相手にそれを守られておらず、結果挑んできた奴を返り討ちにしては来てほしくもない別の強者が現れるという悪循環に陥っている。
判明している家族は、父・母・弟(体外受精)・異父妹がいる。強の外見は、父よりも母に似ている。また、名前が特徴的な弟も、見た目はあまり似ていない。
これまでは純粋な友情を持つ機会に恵まれなかったが、準主人公である愛之助に出会い変わった。しかし、愛之助とは互いの「望まぬ才能」に羨望しあい、家庭環境も対照的である。
「スサンデルタール人」や「ウランデルタール人」というロゴの入った Tシャツ を愛用する。
人物
基本的には見た目通りのおとなしい人物。
異性関係にもチョロくハニートラップを仕掛けられたら簡単にデレデレする。過去に「何度も」女性に騙されてきたと述べている。
一方で、激怒した際には、戦場を経験した超一流の格闘家や超大物の政治家でさえ怯え小便を漏らす程の殺気を放ち、相手が泣いて許しを請うまでボコボコにすることも躊躇しない容赦の無さを持つ。過去にアングラで活動していた者ですら「悪魔」「鬼」と称し、倒れた相手の骨を容赦なく折り、耳をちぎるなどの部位破壊も躊躇なく行う。
また、金的を積極的に行い(倒れた相手に何度も金的を繰り出すこともある)、真っ向勝負をすることを了承しておきながら金的を躊躇なく繰り出すなど、お世辞にもスポーツマンシップや正々堂々という姿勢からは程遠い。ちなみに、金的を初めて行った相手は自分の父親とその仲間であり、しかも幼少時であった。
大河内幸三に丸め込まれてからはガラリと人物が(外見と共に)変化し、六本木などでの豪遊を覚え、高級車をせびるなど趣向までも変わった。そして、「これからは自分の力を自分のために使う」と宣言し、以前の様な謙虚さは消えてしまい、強を大河内から救うために集まった闘士たちも困惑し、強を救うために来たのに強と敵になる、という状況になっている。
- 読者からは、光堕ちしたと表現される場合もある。
戦闘力
強い。
作中で勝負らしい勝負になったことがほぼない。(そもそも最強主人公の宿命として強が戦う機会はあまり多くもないが)。
前述の通り、大国同士が強を巡って争い、格闘に精通する者たちからも「異常な強さ」「強さの原理が不明」「天才としか言いようがない」と称される。
基本武術は太極拳だが、強のそれは熟練の太極拳の達人がはっきり「自分より上」と断言する程の技量を持ち、岩をも砕く空手家の突きを受け止めながらその衝撃を相手に返して骨を破壊するという域にまで達している。
また、膨大な量の「氣」を持ち自在にコントロールし、「力の流れ」を可視化することができ、空間把握能力も持つという複数の異能を持っており、強のレベルの異様さを物語るエピソードになっている。空間把握能力は、どうやら母親から受け継いだ模様。
見た目通りパワーに秀でてるわけではないが、力の流れを完全に制し膨大な量の「氣」を持つ強にとってはなんら問題にはならず、見た目からは想像ができないほどの尋常じゃないパワーとスピードを持つだけでなく、相手の攻撃を受け流して金的等の急所打ちで重点的に仕留めるのが基本スタイル。
また、初めて触る拳銃を躊躇なく撃ち、しかも性格な射撃技術も見せており、やはり周りを驚愕させた。
しかし、初期の話での描写から、持久力はそれほどでもないと判明している。
関連タグ
範馬勇次郎…同じ格闘マンガの最強キャラというくくりでネットでは比較対象にされたりもする。闘いに明け暮れ欲を隠さず腕力によって人生を謳歌する勇次郎に対してあくまで平穏を欲し自衛以外で戦わないツヨシを「謙虚な勇次郎」と表す人も。
サイタマ…最強主人公の一例。強さの原理が解明できていないという点も共通している。俗っぽいところも似ているが、女性への免疫など対照的な部分も少なくない。