概要
レッグシザースともいう。ヘッドロック、トーホールド、フルネルソンなどと並ぶプロレス古典技のひとつ。正面から、横から、背後からと入り方は様々だが、要は自分の両足で相手の胴部を挟んで締めあげる単純明快な技。
歴史上もっとも有名な使い手は1900年代初頭プロレス創成期に活躍した世界ヘビー級王者のひとり、ジョー・ステッカー。彼はこの技で子馬を締め殺したことから「胴締めの鬼」「子馬殺し」の異名をとった。
だが今日のプロレス界では到底フィニッシュホールドにはなり得ない。漫画『キン肉マン』超人オリンピック編で、キン肉真弓が委員長とのエキシビションマッチでこの技をかけられ降参しそうになった時、観客から「そんな技でギブアップするな!」「今のプロレスファンをなめるな!」などと罵声を浴びせられた程(このエピソードですら今となってはひと昔前の話である)。
派生技?
胴締めスリーパー:スリーパーホールドとの複合技。あくまでも裸絞めがメインで、胴締めは相手の動きを止めエスケイプさせないための補助的役割にすぎない。
フライング・ボディシザース・ドロップ(空中胴締め落とし):ルー・テーズやジャンボ鶴田らが得意にした必殺技。しかしこれも厳密には相手に飛びかかった時に両足で胴を挟んでいるように見えるだけで、締めてはいない。
注意事項
‥‥とは言え「足の力は手の3倍」とよくいわれるように、完全に決めて本気で締めあげればベアハッグなどより単純にきつい拷問技になり得るのも事実である。だから、
くれぐれも実際に真似しないように!
関連タグ
ユリ(ダーティペア):「WWWA格闘技教官のステッカー先生から直伝された」この技の使い手。トップ画像参照。