概要
『天海護』が『ラテン語』に似た言葉を唱える事により、『ゾンダー』化した知的生命体や『原種核』を本来の姿に戻す行為…とされてきた。『GGG』が命名するも、『赤の星』の戦士や『機界31原種』側でも、この名称を使う。由来は洗浄、浄化、融解、解放から来ている。
実際は本来、知的生命体誰しもが備えている自己自浄作用で、『ゾンダーメタル』の『マイナス思念』を取り除く機能と併用して精神状態を安定化させる筈であったが、『紫の星』の情報量過多や情勢の不安で個々の自浄作用の許容量を大幅に越えて浄化が追い付かず、更には『Zマスタープログラム』の暴走で『生機融合体』としての状態維持を継続させられ不死を付与させられていただけである。子供の場合は大人よりも自浄作用は強く、喩え『ゾンダー』化されても『ゾンダー核』を取り出され、『護』が接触して行為をやらずとも自然と人間に戻った。
『護』の能力は、『ゾンダーメタル』が足りなかった自浄機能を正常に作動させられるレベルの極めて高い自浄能力で、その能力を科学的に解析し、顕現化した物質が『Gクリスタル』と『Gストーン』である。
生体兵器として開発された『アルマ』シリーズも『ラテン語』に酷似した言葉を紡ぎ『生機融合』した人間を元に戻すが、『三重連太陽系 緑の星』の指導者『カイン』の息子『ラティオ』の能力を解析し、付与したに過ぎない。
その他、『ケミカル・ボルト』に支配された『凱』を開放し、『トリプルゼロ』に汚染された『J』や『ルネ』を含む『GGGメンバー』や『勇者ロボ』を救うのに使用されるも、何故か2人掛かりの二重唱和が必須条件となり、『ガッツィ・グローバル・ガード』の面々は『覇界の眷属』側からの数手上回る二重、三重の(力押しや、絡め手含む)戦術から打開策と対処法に苦労する。
呪文
天海護
クーラティオー・テネリタース・セクティオ・サルース・コクトゥーラ
クーラティオー=curatio 「治療」
テネリタース=teneritas 「柔軟、繊細」
セクティオー=sectio 「切り取り、切断」
サルース=salus 「安全」
コクトゥーラ=coctura 「料理、分解」
その際、対象に向け左手の中指と薬指を立てた印を結ぶ。中指は「全てを超越した存在」、薬指は「癒し」を意味する。『原種核』に際しては逆に右手の親指、人差し指、小指を立て、マスタープログラムには、右手と左手を組み合わせて使用する。
戒道幾巳
テンペルム・ムンドゥース・インフィニ・トゥーム・レディーレ
テンペルム=templum 「聖域、神殿」
ムンドゥース=mumdus 「秩序正しい宇宙」
インフィニ=infinitio 「無限」
トゥーム=tum 「それから、直ちに」
レディーレ=redire 「帰る」
覇界の眷属と化したキングジェイダーの猛攻を潜り抜け、ソルダートJやサイボーグ・ルネに白兵戦を挑んだときは、殴りながら呪文の詠唱を行い、浄解したこともある。
『機界新種』との戦いで、『凱』のサイボーグボディは『物質昇華』に晒されながらも『Gストーン』の導きか使用可能となっている。呪文詠唱は『護』と同じ。
また地球人類の抗体である『ソムニウム』一族も、『暁の霊気』との抗争で『ペクトフォレース・クラルス』を体得する。