概要
KADOKAWAおよび角川文化振興財団が埼玉県所沢市の約40平方キロに及ぶ広大な敷地をグループの拠点として整備した再開発地区。2020年8月にプレオープン、11月にグランドオープンした。
本社は移転せず東京都千代田区に引き続き置かれているが、かつて角川学芸出版が置かれていた文京区の本郷ビルを手放したこともあり一部出版ブランドの編集・制作機能が移転している。オープンの時点では最寄駅のJR東所沢駅からは徒歩15〜20分と交通の便が非常に悪く、所沢市街や近郊の鉄道駅からの路線バスの本数も少ないが海外からの観光客を当て込んで羽田空港や成田空港からは直通のリムジンバスが開設されている。
2021年からは株主総会の会場として使用されるようになり、ホールや屋外広場でアニメ関連のイベントを開催することも多い。
しかし、コロナ禍真っ最中のオープンで観光客の需要が伸びなかったことに加え、2022年に発生したオリンピックを巡る不祥事で角川歴彦会長ら複数の役員が逮捕される不祥事もあり再開発の先行きに暗雲が漂っている。2023年には敷地内で営業していた「EJアニメホテル」が32.6億円の巨額損失を出し、5月末で閉鎖されることになった。