概要
当該企業の株式、又は株式を所持している株主からの委任状を持っている人間であれば出席できる。
株主総会は企業のこれまでの実績を株主に報告し、今後の方針を発表する場でもある。
開催時期について
決算承認とそれに伴う剰余金分配決議と役員の選任決議を行う定時株主総会は、決算を3月としている会社では基準日の関係上、6月最終営業日の前営業日に集中しやすい。
ちなみにこうして集中させるのは総会屋の出席を排除したい企業の思惑があるからである。
決議の仕方
議決権の過半数(特別決議のものは2/3以上)の多数決なのだが、世間一般で連想するような選挙や議会の議決とは異なる。
かつては説明が難しかったが、21世紀になって急に簡単になった。AKB総選挙そのまんまの図式である。1枚買った100人と、一人で1000枚買った人間とでは、後者の方の言い分が通る。
要は株を多く持っている株主ほど意見が議決に反映されやすくなる、ということである。
株主へのお土産
多くの企業では出席してくれた株主へ自社製品などをお土産として手渡すことがある。
一例としてサンリオでは総会開催日はサンリオピューロランドが1日株主相手に無料で開放され、議決権行使書1枚につき最大2枚お土産くじを配布している。
注意点
株主総会では質疑応答を設ける場合もあるが、株主が質問をする場合は事前に要点をまとめて簡潔に話す必要がある。
企業も時間が限られるため、株主が進行を妨げるような行動をすると企業から注意されてしまい世間からのイメージが悪化する恐れがあるため節度を守るよう心掛ける事が大事である。