概要
KADOKAWAおよび角川文化振興財団が、埼玉県所沢市の所沢浄化センター跡地約40平方キロをグループの拠点として整備した再開発地区。2020年8月にプレオープン、11月にグランドオープンした。
2021年からは株主総会の会場として使用されるようになり、ホールや屋外広場でアニメ関連のイベントを開催することも多い。
アクセス手段は、鉄道ではJR武蔵野線の東所沢駅が最寄りで徒歩10分ほど。本施設の開業に合わせて、駅のリニューアルと周辺道路のマンホール蓋交換(絵柄が各種キャラクターになった)が行われた。自動車では国道463号線が近接しており(実際、走行していると下記のミュージアムがチラッと見える)、本道と接続する所沢IC(関越道)からは標準で8分ほど。
区域内の施設
- 本棟:本社機能や倉庫機能の一部移転を想定した工場エリアと、イベントスペース(ジャパンパビリオン)やダ・ヴィンチストアなどの物販店舗で構成された集客エリアに分かれる。開業からしばらくはコラボ型宿泊施設の「EJアニメホテル」もあったが、コロナ禍や自社も絡む五輪疑獄といった情勢の悪さもあって客足が伸びず、2023年5月31日で閉鎖された。2024年1月にはカラオケボックス兼ネットカフェ「ニカケルサン」も閉店となり、相次ぐ施設のリストラからはオープン時のコンセプトが集客に繋がっていない様子がうかがえる。
- 角川武蔵野ミュージアム:隈研吾氏設計の複合文化施設。岩みたいな外観が特徴的。施設としての方向性が初見では分かりにくいが、基本的には映え重視の図書館と催事場の複合と見なすとしっくり来るかもしれない。
- 武蔵野坐令和神社:区域内に新規に建立された神社。読みは「むさしのにます うるわしき やまとの みやしろ」。これまた初見殺し。公式からも「武蔵野令和神社(むさしのれいわじんじゃ)」という通称が出されている。訪れてみたい日本のアニメ聖地881番札所ならびに案内所に指定されており、折々のコンテンツとコラボした御朱印ももらえる。
周辺施設
- 東所沢公園:元々あった市の公園で、隣接してタウンが整備されたため併せてリニューアルされた。
- YOT-TOKO:こちらも市が運営する観光物産館で、道の駅っぽい。