概要
ジョイマンとは、吉本興業東京本社(東京吉本、厳密には子会社のよしもとクリエイティブ・エージェンシー)所属のお笑いコンビである。
東京NSC8期生出身。結成は2003年4月。
主にコントを披露している。独特の「ラップ芸」が評価され、2008年ごろに大ブレイクした。その後はしばらく目立った活動がなく一発屋として扱われることもあるが、2020年現在も地道に活動を続けている。
芸能人としては比較的早い段階からYouTubeに参入しており、旧チャンネルの開設は2011年、現在のチャンネルの開設は2015年である。
メンバー
高木 晋哉(たかぎ しんや) ボケ担当
1980年8月18日生まれ。神奈川県横浜市青葉区青葉台出身。
桐蔭学園高等学校卒業、早稲田大学教育学部国語国文学科中退。
身長178cm、体重65kg、血液型A型。
眼鏡をかけているほう。胸毛など体毛が濃いが、頭髪はやや薄い。風貌がアンガールズの田中卓志に似ており、よくネタにされている。
2010年3月23日に一般女性と結婚(高木は「ゆりちゃん」と呼んでいる)。2011年6月11日に第一子となる女児が誕生し、自身のネタにちなみ「南奈(なな)」という名前を付けたことを公表した。
結婚前の一時期、自宅にこりゃめでてーなの伊藤広大が居候していた。
Twitterでは詩的な文体のツイートが評価されている。
池谷 和志(いけたに かずゆき) 主にツッコミ担当
1981年2月18日生まれ。神奈川県横浜市青葉区青葉台出身。
日体荏原高等学校中退。
身長168cm、体重67kg、血液型A型。
相方の高木が強烈なキャラクターのためか、あまり目立たず、一般人から「ジョイマンのジョイマンじゃないほう」と呼ばれることが多い。ネタの初めに(高木を見て)「なんだこいつ〜!」と驚きの声を上げるが、『アメトーーク!』の「ザキヤマ&フジモンがパクりたい-1グランプリ」で藤本敏史に「なんだこいつ~!」をパクられてからは(とくに同番組内で)「なんだこいつ〜!のほう」と呼ばれることが増えている。
2020年9月2日に結婚したことを7日に自身のTwitterで発表した。
来歴
横浜市立谷本中学校の同期生である。同じクラスにはなったことはなかったが、同じバスケットボール部員であった。また、同じバスケットボール部に、シンガーソングライターの秦基博がいた。
成人式で再会し、式後の飲み会で池谷はNSCに入るつもりでいること、高木は「やることが無い」ということを話していたところ、秦に「おまえらコンビ組んでお笑いやればいいのに」と勧められた。
その後、池谷から「一緒にお笑いを始めたいから大学を辞めてほしい」と説得され、高木は大学を中退、二人一緒にNSCに入学した。
しかし、池谷は最初は高木とコンビを組む気は無く、NSC入り後も自分に合った相方を探そうとしていたという。結局は高木とのコンビに落ち着いた。
2006年ごろから現在のラップを取り入れたコントを始め、2008年ごろ大ブレイク。しかし、活動の全盛期に高木の浮気現場がフライデーで報道されたこともあり仕事が激減。一時期は月収13万円ほどにまで落ち込んだこともあった。(その最たるものが「ジョイマンサイン会0人事件」。)
しかし、その「一発屋」をネタにしてテレビ番組などで取り上げれ、再び注目されるようになっている。現在では、声優・花澤香菜や女優・天海祐希などファンを公言する芸能人も多い。
芸風
元々は普通のコントをやっていたが、あまりコント自体はウケず、ネタの中に挿入するような形でやっていたラップの部分がウケていた。
2006年頃から、そのラップ部分だけを広げたスタイルのコントを披露している。
流れとしては以下の通り。
- 様々なシチュエーションからコントに入るが、池谷がシチュエーションに合わせた役柄を演じるのに対し、高木は一貫して長袖の白シャツ姿で唐突に登場する。この時、池谷は「なんだこいつ~!」と叫ぶ。
- 高木の登場パターンは、「ありがとう オリゴ糖」・「クリントン 二十トン」・「バーバリー マーガリン」のように、語調や韻を踏んでいるだけで意味を持たないナンセンスな歌詞を唄いながら、気の抜けたラップを繰り出して踊るというもの。一通りフレーズを出すと「セイ!」と言って池谷にネタを振る。
- 登場時に高木が繰り出す歌詞は、一応池谷が冒頭に振ったシチュエーションに絡んだ内容だが、池谷が突っ込みを入れる度に内容はどんどんあらぬ方向へ脱線していく。
他に頻繁に使われるフレーズとしては、 出だしやブリッジ部分の「ナナナナー、ナナナナー」(または「ララララー、ララララー」)、「いきなり出てきてゴッメ〜ン まことにすいまメ〜ン」などがある。
たまに下ネタver.のネタをやることもある。
モルカーに乗るカー 人類は愚カー
pixivでは2021年、とも氏によるPUIPUIモルカーとのコラボ漫画が登場。
おなじみのリズムと共に高木がキッチリと注意を行い、その上で物理的制裁をちらつかせるその流れでたちまち人気を集め、ついには本人からも認知された。
→くわしくはこちら
https://twitter.com/joymanjoyman/status/1360078325633277954
関連リンク
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池谷