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PPSh-41の編集履歴2012/05/31 07:30:33 版
編集者:戦場の新人
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PPSh-41

ぺーぺーしゃそーらくあじーん

第二次世界大戦時にソ連軍が使用した短機関銃。 正式名称「Pistolet-Pulemyot Shpagina(シュパギン式短機関銃1941年製)」

概要

第二次世界大戦時にソ連軍はフィンランドに侵攻するが、フィンランド軍の一撃離脱戦法とスオミKP/-31という短機関銃に悩まされた。それに対抗するために開発されたのがPPSh-41である。

PPSh-41はストックは木製であるが、機関部はプレス加工とスポット溶接により大量生産を可能にし、単純な構造なのでメンテナンスが容易であり、堅牢な作りなのでいかなる状況でも作動した。

そして、一番の特徴は従来のマガジンの二倍以上の71発を装弾数を誇るドラム・マガジンを使用している。その圧倒的装弾数により戦場では優位に進めたが、マガジンの装填に時間がかかり、また給弾不良が起きる欠点があった。また大戦末期には、マガジンの生産が不足したため32発のマガジンが製造していた。

その装弾数によりドイツ軍もPPSh-41を捕獲して使用していた。

命中精度はあまり高くないが、「ホースの水みたく弾をばら撒くから命中精度なんてよくね?」という理由があるとか無いとか・・・。

第二次世界大戦後、ソ連はAK47を採用したためPPSh-41は東側諸国に供給され、中国北朝鮮で生産されて朝鮮戦争ベトナム戦争にも使用された。

愛称

正式名称の頭文字を取りPPShのとなるが、ロシア語の「殺せ、殺せ」の発音をもじってソ連軍は「ペーペーシャー」と呼ばれた。ドイツ軍は「パラライカ」、日本軍は「マンドリン」と呼んでいる。

データ

全長840mm
銃身長269mm
重量3500g
口径7.62mmトカレフ
装弾数32/71発

余談

なお、このPPSh-1941はドイツ兵も好んで使っていたという。

71発という大装弾数は他になく、銃弾をばら撒ける火力は重宝された。

代わってソ連兵はMP40を好んでいたとも言われ、こちらは作りの良さが好まれていたようだ。

ただし71発という装弾数は重宝される一方、大きいので数を持てないという欠点もある。

戦場では何が起こるか分からず、

何らかの理由で弾倉が使えなくなると、71発全てが使えなくなるのだ

(例:敵弾で破損する・伏せた場所が実は水たまりで濡らしてしまう)

これは数を持てない大容量弾倉には致命的である。

そういう訳で、実戦における大容量弾倉はあまり好まれていない。

現在でも小銃の総弾数は30発が精々であり、多くの弾倉に弾薬を分散させるようにしている。

ちなみに71発入り弾倉の場合、規定の携行弾数は142発である。

これは予備弾倉を1つだけ持つという事であり、

予備を壊したら即終了となる。

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