機体データ
型式番号 | MSΖ-013 |
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所属 | エゥーゴ |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス |
生産形態 | 試作機 |
頭頂高 | 18.5m |
本体重量 | 29.2t |
全備重量 | 53.5t |
出力 | 2,210kW |
推力 | 97,500kg |
センサー有効半径 | 11,300m |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
固定武装 | 50mmバルカン砲×2、ビーム・サーベル×2、簡易ハイメガ・キャノン、拡散メガ粒子砲、マイクロ・ミサイル、ミサイル・ポッド×2 |
携行武装 | ビーム・ライフル |
オプション武装 | ビーム・キャノン、マイクロ・ミサイル×2 |
機体概要
雑誌企画『M-MSV』に登場。
ΖΖガンダムの量産型として開発された機体。型式番号MSΖ-013。
生産性を高めるためにコア・ブロック・システム及び変形・合体機構が排除されている。
頭部はジムシリーズとガンダムタイプの折衷のような見た目にしてあるが、実は内部はオリジナル同様のツインアイ。また、複雑な合体可変機構を廃止したことで軽量化も実現できており、オリジナルより小型化されたバックパックを装備しているものの機動力は落ちていない。構造的な脆弱さや整備性の悪さも改善され運用しやすくなっている。
ΖΖガンダムの設計思想を受け継ぎ、多数の高火力ビーム兵器を搭載し量産型にしては破格の火力を誇っていたが、それら装備を稼動させる為に高出力のジェネレーターを搭載せざるを得ず、ベース機程ではないが、コストが高騰してしまっている。
そのため、4機の試作機が製造されたのみで量産化は見送られている。
なお、4機の内1機はガンダムデルタカイとの機体性能比較機としてマリアナ基地のボイド・クリフにて保管され、その後遊撃部隊フレスベルグの所属機として運用された。
武装
50mmバルカン砲
頭部に装備される連邦系MS伝統の牽制用機関砲。口径が10mm小さくなっている。コストを抑えるためだと思われるが、結果的に他の機体と規格が異なってしまっている。
簡易ハイメガ・キャノン
ZZガンダム同様、頭頂部に装備。発射回数が2発に限定されているものの、下記の拡散メガ粒子砲との同時発射によってオリジナルのハイメガ・キャノンに匹敵する収束型ビームを放つ事ができる。ただし本機は量産を前提として開発された機体であるが故、同時発射によって発生する機体への過負荷は設計上考慮されていないため、この攻撃は発射と同時に機体の上半身が熔解するという捨て身を覚悟する必要がある。
(普通に考えて身体が溶けるより前に配線関係がイカれて止まるんじゃね?とか出力不足で同時発射がそもそも無理じゃね?は言ってはいけない。重要なのはロマンである。)
拡散メガ粒子砲
胸部に装備される拡散ビーム砲。前述の同時発射の他、収束状態での発射も可能。
マイクロミサイル
左腰部に装備される3連装型のミサイル。
ミサイル・ポッド×2
バックパック上部に装備。コストダウンのため、ZZガンダムの装備するものと比べると弾頭の小型化や装弾数が削減されている。
ビーム・サーベル
右腰部に2基を装備。こちらもコストダウンのためデバイスは量産機と同一のものを使用するが、下記のオプションも使用可能なため近接戦闘能力はそれほど落ちてはいない。
グレネードランチャー
両前腕部に1基ずつ装備される。
ビーム・ライフル
ダブルビームライフルを単装化したものを使用。出力も相応にまで抑えられているようだが、元の装備がオーバーキルすれすれの物だった事もあり、量産機としては破格の威力を持つ。
オプション・ウェポン・ポッド
両肩のハードポイントに標準装備されるオプション兵装。三連装のミサイルポッドとビームキャノンを組み合わせた複合兵装となっており、ビームキャノンはZZのダブルキャノンと同型のデバイスを使用しているため、ハイパービームサーベルとしても使用が可能となっている。
上記のフレスベルグ隊では量産型百式改が本機から借用する形でハイパービームサーベルを使用したが、膨大なエネルギーを瞬間的に使用したためか一振りしただけで機体が機能停止してしまうというトラブルが生じている。
余談
頭部はジムのバイザーとガンダム口という組み合わせになっているが、量産型Ζガンダムからこの機体を経て量産型νガンダムへ繋がる過程を表していると考えられる。
Gジェネレーションシリーズでは大抵ZZから開発できるが、量産型Zから作れる場合もある。設計も可能な作品もある(本家ZZに「量産型」とついた機体を組み合わせてやればよいことが多い)ので、生産リスト登録はラク。
いずれにしても本家ZZが必要なので、コストの安さ以外はわざわざ生産するメリットは見出せない。アビリティもほとんどないが、量産型ガンダムタイプの中では武装が豊富なのが数少ない特徴なので、数を揃えたい時には使われることがあるかもしれない。