概要
特定地域で新たに交付されるようになったナンバープレートの通称。
地域振興を目的とし、2006年10月10日から交付がスタートした。
その後も段階的に種類が増え、2023年までに全国で46種類のご当地ナンバーが誕生している。
導入は自治体からの申請を発端とし、国土交通省の審査を通過すれば交付される流れとなっている。
基本的に代表となる地名が採用されるが、特異な例では「富士山」や「知床」のように、周辺地域の象徴をナンバーにした例がある。
その「富士山」は静岡県と山梨県の両方で交付されており、史上初の二県で共有するナンバーとなった。
また、かつては「尾張小牧」しか例のなかった四文字のナンバーに「伊勢志摩」が仲間入りしたり、不採用となったものの「雪国魚沼」が候補に挙がるなど、話題性が高いのも特徴である。
反面、「一宮」「船橋」「世田谷」のように、単一の自治体でしか交付しないナンバーも多く、居住地の特定を恐れる住民からの反対意見も存在する。
この懸念は、2019年から始まった新型コロナウイルスの流行と、それに乗じた自粛警察による嫌がらせという形で実現してしまった(地元民ではないことが一目で分かるため)。
中には名前がダサいという理由での反対意見もあり、賛否は分かれるところである。