概要
『海皇ポセイドン』率いる『海闘士』が纏う鎧『鱗衣』は海の怪物を含む海洋生物をモチーフにし、特に『海将軍』が身に付けた『鱗衣』は『黄金聖闘士』が纏う『黄金聖衣』に匹敵するとされてきたが、『セブンセンシズ』に目覚めたての『星矢』達『青銅聖闘士』に破損された体たらくで読者及びTVシリーズ視聴者すら信憑性が低く疑問符が湧いていたに違いなかった。
だが、派生作品『海皇再起』でも『義憤と神罰の女神ネメシス』に庇護された太古の英雄相手に劣勢を強いる状況に陥り、『海将軍』でも上位に位置する『海魔女のソレント』も敗北必至であった。
しかし、(何故か)『ジュリアン・ソロ』の血を浴び修復された『鱗衣』は『ソレント』の『小宇宙』の高まりで本来在るべき姿を取り戻す。この状況を伝えたのは美しき魚の化身であった『人魚姫のテティス』からである。
元来『鱗衣』は、『ポセイドン』に仕えていた古の錬金術師が『城塞島アトランティス』で造り出されたもので、原作『海皇ポセイドン編』に登場した『地中海の海底神殿』で安置されていた『海皇』と『七将軍』の遺物は『アトランティス』が戦火によって海中に没して以降『アッティカの聖戦』迄は常に破損し修復され続けた結果、本来の姿と能力その物が消失した劣化版である。戦線に立つ『海闘士』や標準的な雑兵の『鱗衣』も同様なのかは不明瞭。
現代の海闘士側には『真鱗衣』を修復させる技術継承者の系譜が既に絶たれロストテクノロジーと化している。