「一杯どうかね?酒の肴は月光と風だ。」
概要
ピルグリムのパイオニア所属のニケで、本作では珍しい流浪剣士。刀剣を武器として携えており、頭に被った三度笠が特長。中央政府から指名手配されている。
現在のところ唯一、名前に漢字表記が使われているニケ。
他のパイオニアのニケと同様に、古典童話のヒロインが名前の由来で、朝鮮の童話『薔花紅蓮伝』の「紅蓮」から採られている。
なお、英語版メガニケでは「スカーレット(Scarlet)」と改名されている。
古風な喋り方をする。指揮官としての経験が浅く、自分より遥かに歳下である主人公を「ぼっちゃん(坊ちゃん)」と呼ぶ。また、自分以外のニケのことは「お嬢ちゃん」と呼ぶ。
ひょんな事から主人公と出逢い、それまでの指揮官とは違いニケと対等に接している姿を気に入り、時々主人公の下をこっそり訪れては他のニケ達と談話している。
酒好きだが下戸であり、地上で採った果物や肉類を土産に、指揮官の所に訪れては酒をねだっている。
長らく地上に居るため、ラプチャーの生態に熟知しており、彼女曰くラプチャーさえ気をつけていれば生活にあまり支障が無いとのこと。
彼女によればラプチャーには学習能力があり、銃火器を使った中・遠距離戦闘に対して日々学習・進化しているのに対して、近接戦闘に対する学習能力はほぼ皆無であり、一撃で仕留めれば問題ないと語る。
近接戦闘用として作られたため肝が据わっている。あと太ももが魅惑でムッチリしている。
プレイヤーからの人気が高いニケの1人であり、2023年4月に公式で行われた「NIKKEグローバル人気投票」では第2位にランクインしている。
性格
普段は何事にも不真面目でひょうきん者な一面も垣間見えるが、真面目な場では核心を突いた鋭い発言をすることがある。
なお機嫌が悪かったり疲れている場合は、相手に皮肉を言ったりと、言動が攻撃的になることも。
意外に思われるが、実は寂しがり屋。
酒を呑む行為は、酔っていい気分に浸りたい、寂しい気持ちを紛らわしたいという意味合いが強く、自分と一緒に呑んでくれる仲間を求めている。
指揮官のところへ酒をねだりに来たり、最終的に地上へ無理矢理連れ出したことも、その気持ちの表れだろう。また、酒が呑めないスノーホワイトに対しても一緒に呑むように誘ったりする。
ゲーム内での性能
レアリティ | SSR |
---|---|
クラス | 火力型 |
コード | 電撃 |
武器 | アサルトライフル |
バースト段階 | Ⅲ |
パラメータ
HP | 583,734(Lv.200) |
---|---|
攻撃 | 25,554(Lv.200) |
防御 | 4,164(Lv.200) |
「剣だと甘く見ていると、首が吹っ飛ぶぞ?」
銃で戦う本作にあって刀を振るう現状無二のニケ。とは言ってもバトル画面では身を乗り出して斬りかかるわけではなく、その場で居合抜きの要領で刀を抜き放ち遠間の敵に斬撃を当てているようなビジュアル。このため分かりづらいが武器種としてはアサルトライフル(AR)に該当する。
スキルは攻撃性能に極振りした前のめりな構成となっており、攻撃を一定数当てるたびに自身の攻撃力が増加するとともに自分のHPを減らし、そしてHPが減れば減るほどクリティカルが強化されていくというもの。
バフは累積する上に加算型なので、あっという間に攻撃力が倍以上に膨れ上がり、さらに強化されたクリティカルで格上の敵すら苦もなくみじん切りにしてしまう。
弱点は大きく二つある。
一つ目は何よりも死にやすいこと。挑発持ちのニケなどでカバーするか、回復スキルを持つニケを適宜挟んであげよう。
もう一つは彼女の得物の独特な性質。ARとして見ると非常に変わった性能をしており、端的に言えば「威力最高、装弾数少なめ、リロード激長」というもの。
中でもリロードが一番の問題で、他のAR型は1秒前後がほとんどの中2.3秒とスナイパーライフル級の長さとなっている。
アドミやプリバティなどリロード時間を短縮してくれるスキルを持つ相方がいればこの弱点を大幅に改善することができる。
総じて殺られる前に殺れと言わんばかりの超攻撃型ニケである。その分火力はピカイチなので縁のあった指揮官には頼もしい味方となってくれるだろう。
関連動画
声優インタビュー - 上田麗奈(紅蓮役)
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以下、ネタバレ注意
過去
数十年前の第一次ラプチャー侵攻の最初期に近接戦闘をコンセプトに開発されたニケ。かつては近接戦闘のみのニケで編成された部隊に所属していたが、彼女を残して部隊は全滅。
その後、ゴッデス部隊に配属された。部隊の同僚にスノーホワイトとラプンツェル、リーダー代行のドロシーがいる。
ハーフアニバーサリーイベント「OVER ZONE」では、自身が所属していた近接戦闘専門の部隊に、同じくニケとなった姉がいたことが明かされており、武器「花無十日紅」は戦死した姉から受け継いだものである。
アークガーディアン作戦では、ラプチャーの度重なる襲撃で精神を疲弊し、仲間に対して嫌味を言ったり、水を飲んで泥酔したふりをして現実逃避するなど、素行不良が目立った。そのたびにドロシーから窘められていた。
作戦終了後は、アーク側の裏切りで部隊ごと地上へ置き去りにされ、以後はピルグリムとして地上を放浪することになる。自分達を裏切ったアークの新政府を恨んではいるが、過去は過去だと割り切っている模様であり、時折主人公を訪ねにアークへ侵入している。
現在では脳の経年劣化もあり、幾度と思考転換を繰り返して過去の記憶の多くを失っている。そのため、月に一度のパイオニアメンバーの集会での情報交換で記憶を補完している模様。