「Wow! That hurt to watch!(ワーオ! 痛々しいねぇ!)」
「The Shirai-Ryu don't run from a fight. Right, Grandmaster?(白井流の忍びは敵前逃亡などしない。でしょう、総帥?)」
CV:パリー・シェン
概要
漢字表記は「高橋武田」。アースレルムの戦士である盲目の超能力剣士「ケンシ・タカハシ」の息子で母親はタイ人の剣術家「スーチン」。父親と同じくテレパスである。しかもハンゾウ・ハサシの直弟子で優秀な白井流忍者でもある。
しかし、父や師のような古典的な武器ではなく、ハイテク武器を用いて戦う。得意武器はブレードが展開する鞭だが剣術の腕も相当で、師匠であるハンゾウと互角以上に斬り合う程。
幼少期に母親スーチンが赤竜会の暗殺者に殺害されてしまい(実はケンシがターゲットで、スーチンは身代わりになった)、それ以降は父親ケンシの手で赤竜会の暗殺者から守る目的でハンゾウに預けられ、白井流の忍びとして育った。その為、実父であるケンシよりも寧ろ育ての親であるハンゾウを実の父として見ている。因みにタケダは母親の死は交通事故が原因と聞かされていた。
実父ケンシの事を「母親が死ぬや否や、自分を捨てて何処かに逃げやがったクソ野郎」と思っており、実際、白井流の皆伝試験終了直後、ハンゾウから「君のお父上も誇りに思われる事だろう」と言われるや否や、「僕に父親などおりません」と否定している。更にその場にケンシ本人が現れ、彼の事を「My son」と呼んだが、その返答は「To hell with it! I'm NOT your son!(ふざけるな! 僕はお前の息子じゃない!)」であった。
最終的に母の死の真相を知りケンシと和解すると同時に、彼からタカハシ一族が受け継ぐ超能力の訓練を施され、父と共に母の仇を討った。
その後の経緯は不明ながら、アースレルムの特殊部隊であるスペシャルフォースの若手チーム(所謂「新世代組」)の一員としてMKX本編の主人公の一人として活躍する事になる。
登場作品
MKX
初登場。ストーリーモードにおけるメインキャラとして活躍。因みに終盤で同僚かつ友人であるジャッキー・ブリッグスとは相思相愛の間柄になる。
MK11
本編未登場。しかしながら、シャオ・カーンやセトリオンのラダーモードのエンディングに登場している他、キャシーのイントロである「Social Media」にてキャシーとやりとりしていたりと、死んでおらず健在である事は確か。なお、キャシーがスコーピオンやフウジンに「Where's Takeda Takahashi?(タケダは何処にいる?)」と問われた際に「Sorry. That info is classify(ごめん。極秘事項なんだわ)」と返している事から、何らかの極秘任務に従事している模様。てかそんな任務の最中にSNS使うなよタケダ……
戦闘スタイル
プレイヤーキャラとしての登場はMKXのみなので、それについて記述する。
- Lasher
「鞭使い」。得意武器であるブレードが展開する鞭を用いて戦う。鞭を振り回す攻撃が多いので攻撃範囲とリーチに優れ、更にはこの手のキャラにはありがちな隙が意外と少ない。タケダの基本スタイルであり、攻撃速度、リーチ、攻撃範囲の三つが優秀で扱いやすい為、MKXでタケダを使うプレイヤーの殆どはこのスタイルを使う。外見特徴は鞭のコードがオレンジ色に発光していること。
- Shirai-Ryu
「白井流」。白井流忍者としてのバトルスタイルで、師匠直伝のスピアや相手をテレポートさせる煙玉など、忍者らしいトリッキーさが特徴。因みにスピアもハイテクであり、機械射出式のアンカーである。外見特徴はニンジャらしくメンポを装着している事。
- Ronin
「浪人」。実父ケンシと同じく剣術家としてのバトルスタイルで、プラズマソードを用いた双剣術で戦う。因みにプラズマソードは前腕にマウントされており、マウント状態ではブレード射出口は手の方を向いているが、何処ぞの可能性の獣みたいな使い方はせず、わざわざ取り外して手持ちの剣として使う。いや、そういった使い方しろよ……
剣術家スタイルなのでさぞ正統派だろうと思ったらところがどっこい、実はタケダのバトルスタイルの中で最もトリッキーで使い勝手が悪い。単純にソードによる斬撃だけならいいがそんなムーヴは殆どなく、ソードを地雷扱いして時間差攻撃やリフレクト技などテクニカルなものばかり。肝心のソードによる斬撃もLasherの鞭振り回しに隙の無さもリーチも劣る始末……
外見的特徴は鞭のコードが無く、プラズマソードが前腕にマウントされている事。
FATALITY
- Whip it good
ブレードを展開した鞭を振り回して相手の両腕を肩口から切断し、喉にブレード格納状態の鞭を突き入れる。最後はその状態でブレードを展開し、ゆっくりと脊髄を引き摺り出す。
- Head Cage
相手の胴体にスピアを突っ込んで背骨と後ろ側の肋骨を奪い取り、それを相手の喉の奥にブッ刺す。
余談
日泰ハーフかつ日本育ちの為、彼も劇中では日本語を使う。しかし、スコーピオンやケンシのものと同じくモーコンの日本語なので、どうも珍妙で、日本語ネイティヴの我々からすれば「?」なものが多い。
特に有名なのは、ストーリーモードで彼がアウトワールドの追手と戦う時に叫んだ「Anata ga suru!」であろう。しかし、追手との戦闘開始で何故「貴方がする!」などと叫ぶのだろうか、と気にしてはいけない。事実、我々も英語に関して似たような事をしているから、一方的に責める資格など無い。
また、上司兼未来の舅であるジャックスからは「優秀な戦士だしいい奴だが、娘との結婚は認めない」と言われている。前途多難だなオイ……
関連タグ
モータルコンバット スコーピオン(モータルコンバット) ケンシ ニンジャ
グレイ・フォックス/雷電(MGS):別シリーズに登場するハイテク武器を操るニンジャ達。但し、タケダは彼らと違ってサイボーグではない。