概要
額が広く、白いスーパーロングヘアーのポニーテールあるいは三つ編み、光り輝く白い目が特徴的。
兄のライデンと異なり見た目が若々しく20~30歳程度の見た目をしており声も若さを感じさせられる高めの声。11では腕に超人的な存在を思わせる光るタトゥーも特徴。
Xではライデンよりも低い身長であったが11ではライデンと同じ高身長に設定されている。それ以外でもライデンと同程度の身長に描かれることが多く、11の段階で200cmほどあると推測される。
どのくらいまで長く生きているのかは明確ではないが、ライデンと同じ位生きていると仮定すると百万年以上、少なくとも数千年以上は生きている。
11のDLCまでライデンの兄弟であるにもかかわらずライデンの二番手以下という扱いをされていたが、DLC「Aftermath」にて設定をふんだんに追加されプレイアブルキャラクターに戻った上にストーリーでは実質主人公格に引き上げられて返り咲きをした。
ライデンとは近年のストーリーモードなどではよく一緒にいるが、一時期は離れていた。地球に危機が迫ると共に行動する事が増える。
人物
神でありながら人間の持つ感情や善などの生来の力に非常に興味を持っており人間と対等に接しようとする。人間の感性に触れ合おうとした為、感情が任務の妨げになると思ったライデンと兄弟喧嘩するほど。それ故非常に人間味のある気さくな楽観的で優しい考えを持っている。それと同時にシャン・ツンとの対話などで厳しい態度を見せる事もあるなど苛烈さもある。
勿論、神としての威厳を感じさせる口調や態度などは持ち合わせている。
X以前は性格付けができるレベルの記述や表現が薄い。神のような威圧感のある振る舞いをする事、曖昧なあまり物事に関心を示さない性格で抽象的な思考の印象である事しか分からなかったが、Xの漫画版から喋る機会が格段にアップしそれに伴い性格付けもより深いものになった。
好物はスポンジケーキ。
11のイントロやEDから性的指向にあいまいさが出ており、男性も女性も平等に好意を示す素振りを見せている。しかし何らかの理由で人間との子を儲ける事が出来ないとイントロによって明かされている。EDにおけるフウジンの方向性からしてフウジンは種族、性別などの概念を無視した愛を求めていることが窺える。恋愛作品や性的作品を描く上で海外では特に気を付ける必要がある為留意しておきたい。
戦闘
戦い方は強風や浮遊などの超能力を駆使した体術とクロスボウを利用した遠距離攻撃、薙刀を利用した薙刀術、諸刃の剣を利用した剣術など多種多様。
風神の名前の通り風圧を変化させたり自身や相手の体、物などを風や空気の力によって浮かせたり操ったりできる。
自身の身体能力に関して、神の力でもある不老不死の力が存在することは明確には描かれていないが、ミソロジーでは不死を窺わせる表現がある。
ライデンなど神ができる行動の殆どは行えるようで、ジンセイの力を借りたりクロニカの冠で力を増幅させたり相手をヒールすることが可能である。
主なフェイタリティ
- Crossbow Kill
モータルコンバット4で使用。竜巻で宙に浮かせた相手にクロスボウの矢を撃ち、爆散させる。
似たようなブルタリティを11で出せる。
- Skinner
モータルコンバット4で使用。ものすごい強風を出して相手の皮を剥ぐ。グロい。
こちらも似たようなブルタリティを11で出せる。
- Wind Blade
モータルコンバット11で使用。剣を振るって風の刃を放ち相手の体を数回斬り刻み、「No」と懇願する相手に上空から剣を投げつけ串刺しにする。非常に無慈悲だが演出はカッコいい。
- Twisted Twister
モータルコンバット11で使用。相手の腹を斬り裂き腸を露出させ、そのこぼれた腸を利用してコマのように扱った後回転させて上から叩き落とし、バラバラにする。
フレンドシップ
- Let's Go Fly a Kite
モータルコンバット11で使用。ライデンの絵が描いてる凧を取り出して笑顔で浮かせるけどたまに自分の風なのに引っ張られちゃう。かわいいね。
各モータルコンバットでの扱い
モータルコンバット ミソロジー:サブゼロ
登場が4からと思われがちだが、実は実写時代から登場している。ボスキャラとして登場しておりこの頃から軽々と宙に浮き、巨大な竜巻や突風で主人公のサブゼロの邪魔をする。
倒されると自らの竜巻によって爆散するが、すぐに復活する。
モータルコンバット4
ロングポニーテールでものすごい凸。
長らくシノックと対峙してきたが攻撃をするタイミングを見失ったままであった。シノックが台頭してきたこの瞬間を逃すまいとライデンと共に行動を行う。
キャラクターEDではシノックを撃退して位の上がったライデンを見送り、ライデンに代わって地球の守護者になることで締められている。
モータルコンバットデッドリーアライアンス、ディセプション
どちらもNPCのちょい役としてしか出現しない。捕まってたり本を探してたりしている。
モータルコンバットアルマゲドン
リデザインされ急にイケメンになる。闇堕ちしたライデンがゾンビになったリュウ・カンを利用して人を殺しまくっていた事に気付いてクン・ラオやジョニー・ケイジらと共に会議に参加している。その時に良い間柄であったデイヴン、ディーゴンがなにやら行動していることに気付いて深く追求しようとするも撃退されてしまう。
キャラクターEDではシャオ・カーンらが破壊した領域から新しい世界の領域を作成して、クン・ラオにその世界を指揮するように頼む。
モータルコンバット9
クレイトスのEDにちょっとだけ出現している。ライデンと共にクレイトスを神と認めるテストを行ったが、ライデンと共に敗北している。
モータルコンバットX
漫画版からゲーム本編、キャラクターEDなどに登場して出現機会が増加。
9直後にシャオ・カーンがいなくなり生き生きしだしたクァン・チーとシノックを止めるためにライデンと共にスカイテンプルを守る。
それから十数年後の漫画版では、ライデンがカミドゥグ使用してブラッドマジックを利用しようとした際に腹部に穴を空けられたりと初手から災難な目に遭う。暫くシノックの島を破壊するなど悪者からシノックのアミュレットを遠ざける事に尽力していたが、ブラッドマジックの浸食により操られてしまったライデンに串刺しにされて戦闘不能になる。救出してくれたタケダに白井流の信念を助言し、ウィップの力を授けた。
現タイムラインではジャックスと共にデボラを阻止していたが、演出の都合上カットされている。
モータルコンバット11
ものすごくイケメンになった。男性陣の中ではトップクラスのイケメンである。
フウジンも神独自の時間衝突システムによって現在のフウジンが消えて過去のフウジンが代わりに行動するようになるが、ナイトウルフがシンデルを倒したことを知っているなど現在のタイムラインあるいは少し時間軸の異なったフウジンである可能性がある。
ライデンと結託することを恐れたクロニカが、ゲラスとフロストに指示を出してフウジンを瀕死にさせ時間と時間の狭間に追いやった為、イントロでしか存在を窺えなかった。
しかしDLC Aftermathにて雷火の神になったリュウ・カンによって時間の狭間からナイトウルフ、シャン・ツンと共に脱出。ライデン、リュウ・カンの指示のもと怪しすぎるシャン・ツンを監視するという名目で共に正しいタイムラインに戻すために行動する。
ジャックスの迷心を一瞬で解いたり、クロニカの冠を被りクロニカ以上の力を手に入れたりなど神らしい行動を見せるものの、うっかりをしてしまい大失態を引き起こす。
初期衣装に関してライデンとは異なり明るめの配色だが、衣装の随所に「闇」と記述してあったり、衣装の名前が軒並み暗めなので闇堕ちしている衣装であることが分かる。また設定画などの記述では過去ではなく「現在」と表記されている。なので現在のフウジンはライデンと共に何らかの理由で闇堕ちしていた可能性があり、そして過去との衝突で現在の消滅した可能性が推測できる。実際、ストーリーモードのEDではライデンと共に闇堕ちてしまうが、その時の衣装が闇堕ちたライデン(これがライデンの初期衣装である)と共に初期衣装である。
それはともかくとして何故か過去の軽装が評判である。
キャラクターEDではクロニカの冠と砂時計を駆使してあらゆる人種、種族、性別を無数に経験した結論として平和な人生を人に贈るように努力する選択をしたようで、他の戦士らと共に最後の晩餐のような食卓を囲んで終了する。(あれ?キャラクターの配置が……)
モータルコンバット1
未登場。しかし兄であるライデンが人間になった影響で人間として生を受けている……彼の妹として。どうやら謙虚な兄とは正反対で跳ねっ返りらしい。