概要
ゼネバス帝国軍が開発したブラキオサウルス型水上艦ゾイド。サイズは中型。帝国軍の海戦の主力ゾイドで、水陸両用なため陸上でも戦闘が可能。
各部位に搭載しているソーラージェネレーターのおかげで太陽光をエネルギーに変換できるため、無補給で長期間の活動が可能なエコなゾイドである。
第二次大戦期にはパワーアップが施され、上記のゾイドとも互角に戦えるようになったが、今度はハンマーヘッドという新しい天敵が登場したため、大戦の途中で制海権を奪われてしまった。
また、先にこのブラキオスをスケールアップさせたような水上艦ゾイドウルトラザウルスも存在している。だが、ブラキオスは言うなれば巡洋艦であるのに対し、ウルトラザウルスは戦艦か空母のような機体であるため、役割的に被っているわけではない。問題は帝国軍にウルトラザウルスの役割を担えるゾイドが存在しない事である。
主なバリエーションとして、配色をシルバーからブラックに変更し機体性能を引き上げた「ブラキオスMK-Ⅱ」が存在している。
後にガイロス帝国が接収し別種のコア移植や改修を施され、より本格的な海戦に対応できるプレシオサウルス型ゾイド「ダークネシオス」のベース機となった。
登場作品
- 漫画版・機獣新世紀 ZOIDS
- 第3話にて工事等の土木作業用途に用いられていた個体が登場。工事業を営む『親方』と呼ばれる人物が搭乗、村落を襲撃するセイバータイガーを阻止するために挑むもあっさり破壊されてしまう…かと思われたが思わぬ粘りを見せた。
余談
- ウルトラザウルスやセイスモサウルスと同様に、草食性の竜脚類がモチーフであるが、肉食恐竜の様なバイトファングを装備しており、格闘戦が可能である。しかし、ブラキオスとウルトラザウルスはプロポーションの関係上、モチーフの竜脚類が主な武器として使用していた尻尾を武器として使うことはない。
- ダークネシオスは肉食性で生物学的にもまったく関連性のない生物がモチーフである。似た様な事例としては、デスレイザー・パラブレード⇒デカルトドラゴンが存在しており、草食恐竜がモチーフなのに肉食恐竜を思わせるデザインである点も類似している。