スペック
機体名 | デスレイザー |
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番号 | EZ-074 |
所属 | Zi-ARMS |
分類 | テリジノサウルス型 |
全長 | 22.3m |
全高 | 8.64m |
重量 | 110.0t |
最高速度 | 295.0km/h |
乗員人数 | 1名 |
武装 |
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必殺技 |
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概要
東方大陸の軍事企業Zi-ARMS社が開発したテリジノサウルス型の次期主力ゾイド。
中央大陸から渡ってきた旧ゼネバス系技術者の子孫が開発したとされる。
格闘戦に特化したゾイドであり、背面の荷電粒子エネルギーを帯びて敵を溶断するプラズマブレードをはじめ、長い爪のエレクトリッククローや尾のブレイクニードルテイルなど、豊富な格闘戦用装備により高い格闘能力を持つ。
射撃装備には乏しいが、胸部のエレクトリックディスチャージャーはクァッドライガーのプラズマディスチャージャーやライガーゼロイクスのエレクトロンドライバーに類似する強力なプラズマ電撃砲であり、接近戦で威力を発揮する。
また、全身を覆う鋭利で多面的な装甲は、それ自体が敵を切り裂く武器であると同時に、敵のビーム兵器を屈折させ受けるダメージを軽減する効果がある。
背中のプラズマブレードで敵を切りつける「プラズマスラッシュ」と、腹部のエレクトリックディスチャージャーを零距離発射する「ストライクサンダー」という二種類の電撃攻撃を必殺技としている。
単独でも次期主力ゾイドとして十分すぎる戦闘力を持つが、ワイツウルフのユニゾン(ブロックスゾイドのサビンガと合体してワイツタイガーとなる)機能をZi-ARMS社が解析したため合体機構も実装されており、パラブレードと合体することでデカルトドラゴンとなる。
バトルストーリー
ZAC2230年、最終兵器の完成を狙うZi-ARMS社は、競合企業であるZOITEC社が伝説といわれる「古代虎」のゾイドコア制御技術を開発したことを受け、その技術を奪取するべくZOITEC社社長を誘拐するためにデカルトドラゴンの素体となるデスレイザーとパラブレードを多数のキメラゾイドと共に繰り出した。
対するZOITEC社が繰り出した「白」の古代虎のコアを使った新型機ワイツウルフはキメラゾイド部隊を薙ぎ倒していく。ここでデスレイザーとパラブレードは合体してデカルトドラゴンとなり、ワイツウルフを翻弄する。
以後はデカルトドラゴンとしての登場となり、デスレイザーとしての再登場はない。
バリエーション
ガンズレイザー
電撃ホビーマガジンで連載されていた『ゾイドジェネレイションズ』で登場。ヴォレガードが操縦するガンマンゾイドであり、牧場の守り神。メタルZi製の弾丸を発射するピストルを装備しているが、弾が貴重なために、使用毎にサポート役のバラッツが回収している。
GZ版カラー機
『ゾイドジェネシス』劇中では合体形態のデカルトドラゴンのみの登場となったが、設定上はこのゾイドも復元されているので、パラブレードともども分割する事もできるという。詳細はデカルトドラゴンの記事にて解説。
キット
キットはモーター駆動方式で、単3乾電池1本で駆動。尻部のスイッチを入れると口を開閉させつつ腕を振りながら歩行。背部の4基のプラズマブレードも前後で互い違いに連動可動する。足の裏の歩行補助用のパーツは取り外し可能。
また、本体はライガーゼロやバーサークフューラーのように装甲を全て取り外すことが可能で、素体には多数の5mm径ジョイントがあり、ワイツウルフと同様に頭部や尻尾の基部も同じ5mm接続なので、ブロックスを用いたカスタマイズが容易に行えるようになっている。
前述の通り別売りのパラブレードと組み合わせてデカルトドラゴンに合体できるが、合体後はデスレイザーやパラブレードの一部パーツが余剰となり、デスレイザーの首と頭部の間にパラブレードの胴体を組み合わせる都合上、歩行時の口の開閉ギミックはカットされる。
キットは店頭販売された通常版の他にも赤の成型色を濃緑に変更したグリーンデスレイザーが存在し、トミー公式の改造コンテストやキャンペーンの景品として配布されていた。
余談
- その禍々しい見た目から誤解されやすいが、本機のモチーフとなったテリジノサウルスは(当初こそ肉食と推測されていた時期があったものの)草食恐竜であり、似たような名前の巨竜とは何ら脈絡はない。モチーフとの外見上の共通点も精々長い爪を持った腕くらいである。むしろ腕以外はマジュンガサウルスなどのアベリサウルス類の肉食恐竜に極めて似ている。スピノサパーのような「背鰭があるアロサウルス」のような復元がかつてはメジャーだったスピノサウルスと違って、テリジノサウルスがこのような姿で復元された例は過去にも無く、なぜテリジノサウルス型とされるデスレイザーがこの姿をしているのかは不明。テリジノサウルスの姿が既にある程度認識されていた時期に発売されていることもあり、本来は他の恐竜がモチーフだった可能性もある。
- 最高時速が295km/hと高速であるが、ブースターやスラスターは装備していない。同クラスの大型ゾイドと比較しても、ダークスパイナー(240km/h)、シールドライガー(250km/h)、ジェノザウラー(260km/h)、ケーニッヒウルフ(290km/h)、ワイツウルフ(305km/h)などと謙遜が無いレベルである。
- 電撃戦闘に優れ、ウィングがブレードを兼用し、ユニゾンによって姿を変えるという意味では、敵対したワイツタイガーに似ている。
関連タグ
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