諸君!今から俺の説明をするっ!
悪(?)の宇宙人「ジュラル星人」を従え、地球をあの手この手(主に回りくどい作戦で)で侵略しようとするこの作品の(多分)大ボスである。
彼のバックボーンについての劇中での説明は主人公の泉研同様一切無く、ジュラル星人の悪の勇者としての称号が「魔王」なのか、ジュラル星にもいわゆる魔界の様な別世界・勢力が存在していてその支配者なのか、正体・由来については不明である。
指先に穴が開いていたり、顎がカイゼル髭の様に割れていたりと少し人間離れした見た目だが、最早全く人間的な外見を有していない部下達よりは人間的である。
他のジュラル星人と同じく変身能力を持っており、美少女に変身して研を誘惑したことも。
裏切り者は真っ先に処刑するが、部下達の事はちゃんと考えており、爆発しそうな円盤から部下たちを優先して撤退させた。
「おーい、みんな逃げろー! 早くしないと爆発するぞー!」
他にも移民先である地球が滅びては困るという理由から、地球を隕石から守るため、自ら研と協力し隕石の軌道を逸らした。
だが統率力には少し欠けるようで、
・部下からの(的確な)意見具申を「気にするな!」と一蹴する。
・いつも回りくどい作戦しか考えない。
・アルファガン対策をしない。
と、ボスとしてはイマイチな人物である。
冒険王版では
アニメ同様、ジュラル星人を束ねる存在だが、部下からは「魔王」とは呼ばれず、単純に「ボス」と呼ばれている。
また、アニメ版で見せた間の抜けた言動は無くなっており、他にも
・異星人の両親を人質にとって任務を遂行させ、役割を終えたら全員殺して処分する
・ジュラル星人とは別の宇宙人に研の抹殺を依頼する
・最終的には泉家に直接攻撃をする
等、良くも悪くも普通のラスボスとして描かれている。
更には、腕を伸ばして人間を締め上げたり、頸を伸ばした状態で溶解液を吐いたりする等、直接戦っても強い。防御力に関しても、部下なら一撃でやられるバリカンの突撃をノーガードで跳ね返した。
魔王様の安定感
アニメ最終話で魔王は、キチに研のスカイロッド号のビーム砲を受けた時「アァーッ!!」とも「ホワァーッ!!」とも形容しがたい独特の断末魔の叫びを上げた。
この声が非常にMAD素材などに使いやすく、よく「魔王様の安定感」「安定の魔王」と言われ重宝されている。
演者
アニメ版声優:佐藤昇
舞台版俳優:村上幸平
アニメ版での中の人である佐藤氏は「星君」や「ボルガ博士」「師範代」の役もしている。前述の3人と共に、本作では数少ない担当声優が判明しているキャラの一人である。
名台詞
「わっはっはっはっは… 実験大☆成☆功」
「まだまだ諦めるぞ(諦めぬぞ)」
「逝ってみよー(行ってみろ!)」
「再び平和と栄光を取り戻さなければならん。」
「気にするな!」
「もう我々は、地球をこの手に握ったも同然である!!」
「今こそ地球人類の最後なのだ! 自然も人類も全て死に絶えるがいい!!」
「アッー!!」
「俺は仮面ライダーもやった!戦隊ヒーローにもなった!チャージマン研になりたい!」(舞台版セリフ)