1.の概要
1950年代フランコ独裁政権下時代、イタリアのフィアットの支援により国策自動車メーカーとして設立された。以降1980年までフィアットから技術的支援を受けつつ、フィアット車を多数ライセンス生産してスペインのモータリゼーションに大きく貢献した。
1990年代から現在まではフォルクスワーゲングループ傘下に入っており、プラットフォームや技術をフォルクスワーゲンと共有している。また従来はスポーティグレードの名前であった「クプラ」を2018年から高性能車ブランド名に据え、クプラ独自のエンブレムをつけて大々的に展開を行っている。
セアトのエンブレムはイニシャルのSの字をモチーフにしたもので、日本のスズキと非常に似ており、遠目から見分けるのは簡単ではない。
高級車のメルセデスやアウディとは違い大衆車メーカーで、さらに同じ大衆車の括りでも兄弟車のフォルクスワーゲンの方が日本では正規販売・カスタマーサポートが展開されているため、日本で買う意味は皆無である。なので日本の公道でセアト車を見る確率は、0%と言い切っても良さそうなレベルで無い。
しかしプライベーター向けレーシングカーである『TCR』規定ではセアト車をベースとするマシンがアジアでも有力車種の一つとして普及しているため、鈴鹿サーキットや富士スピードウェイのような国際サーキットでは見ることができるかもしれない。
販売車種