「ああ、それにまだ宣言をしていませんでしたね」
『“俺”がバルバロイ・バッド・バーンだ』
プロフィール
通り名 | 蹂躙天蓋 |
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本名 | 藤林梢 |
身長 | 155cm~159cm |
メインジョブ | 【鎧巨人】(鎧スキル特化型上級職) |
エンブリオ | 【大天蓋 アトラス】 |
CV | 大塚明夫(鎧装備時) |
概要
かつてアルター王国で名を馳せたPKクラン〈凶城〉(マッドキャッスル)のオーナーであり、現在はレイ・スターリングのクラン、デス・ピリオドに所属している頼れる先輩の盾使い。
デンドロ内での正式な表記はBarbaroi・Bad・Burn。
名前が長いので作中ではバルバロイもしくはアルファベットの頭文字を取ってビースリーと呼ばれる。
人物
特典武具である二メートルを超える巨大な鎧を身にまとった人物。
初登場時には<凶城>のモットーである"リアルは忘れてPKをエンジョイ&エキサイティング"の元に初心者狩りを行っており、マスターへの犯罪行為は罪にならないことをいいことにPKを楽しんでいた。いかにも悪役といった感じのロールプレイをしており、普段は出せない地が出ているのかも知れないと本人は思っている。鎧のデザインや放たれる低い声から男性のように見えるが、実際は女性。鎧を脱いでいる時は眼鏡をかけた普通の女性であり、落ち着いた佇まいもあってとても同一人物とは思えない。
普段は理知的で真面目だが鎧を纏うと悪役ロールのスイッチが入り、野太い男の声を発しながら敵を蹂躙する。
クランメンバーの内、フィガロにはクランを潰された為、マリーとは以前から確執があるのであまり仲は良くない方。
リアル
本名は藤林梢。
T大生の19才で椋鳥玲二の先輩。実家は茶道の家元で、扶桑月夜とは幼少期からの付き合い。更に大学でも同じサークル<CID>に所属しており、彼女の事を会長と呼ぶ。
理性的で様々なデータを基に的確な指導ができる一方、悪役ロールはノリノリでやってた為、結構王国に迷惑かける等ヤンチャなところがある。
能力
上級職【鎧巨人】をメインジョブにした耐久特化ビルド。
5000を超える防御力に加えダメージ軽減系のスキルを多数積んでいるため、並大抵の攻撃では1ダメージも与えられない。
使用武器は両手に装備した盾であり、盾を叩きつけての圧殺、投擲が主な攻撃手段。
エンブリオの能力によって相手の動きを封じ込め、身動きの取れない相手を確実に葬り去るのが必勝パターン。
必殺スキル使用時は防御力を攻撃力に転じたうえで短期間だけ十倍になるため、まさに"防御は最大の攻撃"を地で行くビルドとなっている。
だがこれ以上に脅威的な点は相手のジョブ構成や心理の隙を突いた理詰めの戦術を駆使する点にある。
悪役ロールをしつつも相手の動きを冷静に分析し、自身のセオリーに倣って確実に切り札を炸裂させる理詰めの戦術から上級職でありながら超級職の面々と同列に目されており、過去には狼桜やエルドリッジを破って当時の王国のPKの第三位に位置していた。
ジョブ
メインジョブ | 【鎧巨人】(鎧スキル特化型上級職) |
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サブジョブ | 【盾巨人】(盾スキル特化型上級職)、【僧兵】(僧兵系統下級職) |
PKクランを率いていた当時は仲間のサポートのために【司令官】を組み込んでいた。
第四章ではジョブ構成を一新し、【盾巨人】を採用するなど個人技能を高めたビルドとなった。
【鎧巨人(アーマー・ジャイアント)】
メインジョブである鎧スキル特化型上級職。
体格に合わない巨大な鎧を装備でき、強力な防御スキルが特徴。
【盾巨人(シールド・ジャイアント)】
盾スキル特化型上級職。
体格に合わない巨大な盾を装備でき、こちらもまた強力な防御スキルが使える。
武器種系のジョブのため、盾を持って戦闘すればサブに置いてもスキルを十全に使用できる。
逆に【盾巨人】をメインとしている場合、【鎧巨人】のスキルが一部使用不可能となるので基本的にはメインにしない。
【僧兵(モンク)】
僧兵系統下級職。
有するスキルとエンブリオのコンボが可能だが、以前は無防備になる欠点から不採用にしていた。
しかし新たに入手した特典武具と相性が良いため取得した。
エンブリオ
エンブリオ名 | 【大天蓋 アトラス】 |
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TYPE | テリトリー系列 |
能力特性 | 重圧 |
到達形態 | Ⅵ |
ビースリーの持つエンブリオ。
自身を中心とした半球状の半径500メートルに、強力な重力を発生させる。
シンプルながらも強力で、STRが低めな傾向にあるAGI型・魔法職には文字通りの天敵。
ビースリーから離れる程効果が弱くなるが、『テリトリーの圧縮』によって効果範囲を犠牲に出力を増強可能。
特典武具
【撃鉄鎧 マグナム・コロッサス】
3~4m程ある全身鎧の伝説級特典武具で、ビースリーを象徴する鎧。
専用のカートリッジを消費してスキルを発動するのが特徴。
- 《チャージ・トリガー》:アクティブスキル
予めカートリッジに込めておいたMPを装着者に注入する事で、【MPポーション】よりも高速且つ効率的にMPを回復できる。
一度の使用でビースリーのMPを五割程度回復だが、チャージに同量のMPを消費する。
- 《ガントレット・トリガー》:アクティブスキル
カートリッジ一つ分のMPを全て消費して篭手を射出するスキル。要するにロケットパンチ。
単純なダメージのみならビースリーの手札の中でエンブリオの必殺スキルに次ぐ威力を持つ。
- 《ダブル・ガントレット・トリガー》:アクティブスキル
カートリッジ二つ分のMPを全て消費して、ガントレット・トリガーを同時に放つ。
【防壁相砕 ノーマーシー】
鰐の如き怪物の顏が彫り込まれた大盾の伝説級特典武具。
トライ・フラッグスに向けてのトーナメントで入手した。
- 《脆きもの、滅ぶべし》:アクティブスキル
ノーマーシーと接触した対象の防御力を60秒間自身の防御力分減算する。
相手が防御していても関係なく効果を発揮し、装備品の防御力も減算される。
スキル
ジョブ
- 《ダメージ減少》:パッシブスキル
ダメージを割合で減少させる。
ただし、体内からのダメージや自傷は対象外。
- 《ダメージ軽減》:パッシブスキル
ダメージを数値で減らすスキル。数値以下のダメージは0になる。
ビースリーの場合は500まで軽減できる。
こちらも体内からのダメージや自傷は対象外。
- 《アーマー・アジャスター》:パッシブスキル
【鎧巨人】のスキル。
鎧と肉体の間の空洞に粘性の高い空気に似た力場が充填され、自分より大きな鎧を装着してもサイズを気にせず動ける。
- 《アストロガード》:アクティブスキル
【鎧巨人】のスキル。
その場から自発的に動けなくなる代わりに防御力を5倍化する。
発動中はMPを消費する。
- 《シールド・フライヤー》:アクティブスキル
【盾巨人】のスキル。
SPを消費して投擲した盾を強化する。
- 《ストロングホールド・プレッシャー》:アクティブスキル
【盾巨人】のスキル。
防御力を攻撃力として扱い攻撃する。
- 《フェイタル・ディフェンダー》:アクティブスキル
【盾巨人】のスキル。
盾一つを使い潰す事で瞬間的な防御力を上昇させる。
- 《サウザンドシャッター》:アクティブスキル
【盾巨人】のスキル。
自身に1000ダメージ以上を与えられる攻撃以外の全ての攻撃を遮断する防御結界を展開する。
- 《ファイア・レジスト》:アクティブスキル
炎属性の耐性を高めるスキル。
作中では《アストロガード》と併用して使用した。
- 《五体投地結界》:アクティブスキル
【僧兵】系統が持つスキル。
地に伏せている間、自身の防御力を4倍化させる。
エンブリオ
- 《天よ重石となれ(ヘブンズ・ウェイト)》:アクティブスキル
アトラスの固有スキル。
自身を中心として範囲内の重力を増加し、相手の動きを封じる高重力結界。
最長500メートルで200倍、最短2メートルで500倍の重力をもたらし、距離が近い場合追加で【拘束】の状態異常も掛けられる。
さらにテリトリーの圧縮で効果範囲を狭め、周囲360度から前方22.5度に絞れば最大5000倍の重圧をかけられる。
ただしビースリーは圧縮の技術を完全に会得していないため、制御から漏れた重力場の反動が両手の骨を軋ませ、長時間使うと血管も破裂させてしまう諸刃の刃となる。
- 《地よ楔を外せ(アンチ・グラヴィティ)》:アクティブスキル
アトラスの固有スキル。
自身や装備にかかる重力を軽減し、重力の影響を受けずに行動できる。
- 《解放されし巨人(アトラス)》:アクティブスキル
アトラスの必殺スキル。
10秒間、発動時の防御力を10倍化した数値を攻撃力へと変換する。
クールタイムは1時間で、MPを消費する。
ビースリーの戦術の要と言えるスキルであり、保有する多数の防御スキルの重ねがけにより、発動すれば絶大な攻撃力を獲得できる。
例として《アストロガード》と《五体投地結界》を同時発動した後に使用すれば、5000×5×4×10で、攻撃力は約100万にまで高まる。
ノーマーシーで相手の防御を減算してからの超攻撃力のラッシュは、『暴虐』ならぬ『防虐』と称される戦術に昇華されている。
関連タグ
InfiniteDendrogram マスター(デンドロ) デス・ピリオド レイ・スターリング
メイプル(防振り):盾使いの女子キャラ繋がり。彼女も凶悪な盾に加え、鎧が本来の背丈よりも巨大になるスキルを有する等、若干似てるところがある。
余談だが、防振りとデンドロはVRMMOを題材とした作品かつ同時期にアニメが放送されていた共通点がある。