概要
Googleが作ったオープンソースオペレーティングシステムである。立ち上がりが軽快で、Androidアプリを使え、ネットにつなぎさえすればある程度のことができるという特徴がある。思いっきり雑に言ってしまえばUX向上のためにGoogleChrome以外動かせなくしたLinux。
Androidアプリ導入で今まで難しいと言われていた画像編集や電子書籍アプリ等も出来る様になり、実質的に仮想環境を作る以外のことが全て出来る様になった。Android端末のAndroidOSと同じく野良アプリ(APK)のインストールも可能。
Android(スマホ、タブレット)と楽につなげられる。通常アクセスが可能なデータ領域はAndroidとはほぼ変わらない。同じくスマホからPCまで地続きであるApple製品と同様である。
モバイルとの連携や直観的UI、UNIX系という点ではMacOS Xに近いが、LenovoやacerやGoogle等の多様な会社がChromebookを出しており安い物も多いという点はWindowsに近い。
それに遅れてMicrosoftのWindows11でもAndroidのアプリを同様に動かせるようになった。←こちらではWindowsソフトとAndroidアプリの両方が実行できる(ただし、Amazonのアプリストアにあるもののみ)。
DVDなどは用意されていないので公式のChromeOSを普通のパソコンにインストールすることは(一般的な方法では)できないが、オープンソースのChromiumOSを元にした派生版を使ってほぼ同等の環境を構築することは可能。
また、2022年7月にChromiumOSベースのCloudReadyをGoogleが買収して開発したChromeOS Flexをリリース。一般的なパソコンをChromeOS化して再利用できるようにしている。本家との違いはAndroidアプリを動かせないこと。
欠点はサポートが切れるとハードウェアごと賞味期限切れになってしまうことで、OSではなくハードウェアの認証を受けたときからサポート期限が設定されている。そのためWindowsなどと違い、デバイスごとにサポート期限が異なっている。安価だが延命の手段がないため、特に教育機関などに大量に導入されたChromeOS搭載デバイスが賞味期限切れで廃棄物と化してしまうという問題点を抱えている。
代替アプリ
よくWindowsを使う理由として、MicrosoftOfficeが使いたいというものがある。しかし、
が存在する(互換性あり)。他にも画像アプリもFotorやCanvaやKrita等が存在し意外と困らない。MSOfiiceのために追加でお金を支払う必要がないので、浮いたお金でスペックが高く、ストレスの少ないハードウェアを買うこともできる。
ChromeOS搭載パソコン
- LenovoChromebook
- GalaxyChromeBook(日本未発売)
- ASUSChromebook
- acerChromebook
- HPChromebook
- Dynabook Chromebook C1(シャープとdynabookの共同開発)