概要
「仮面ライダーゴースト」に登場する、アラン(仮面ライダーネクロム)と深海カノンのカップリング。
2人の関係
テレビ本編
カノンの兄である、2号ライダー深海マコトとアランの友人関係に重点が置かれており、アランとカノンの関係はそれに付随するものとなっている。
明確な恋愛描写はないものの、カノンは「アラン様」と呼んで慕っており、良好な関係が描写された。また、フミ婆はアランのことを「カノンちゃんの彼氏」と呼んでおり、「デート」「かわいい彼女」などと声がけする場面が複数ある。
Blu-ray特典映像「アラン英雄伝」
アランとフミ婆の交流がメインに描かれており、カノンの出番はほぼないが、最終章のラストで印象的に登場。近い未来で親密な関係になっていることが示唆された。
てれびくん超バトルDVD「真相!英雄眼魂のひみつ!」
後述のVシネマの前日譚であり、アランの指導を受けたカノンの戦闘力が上がっている描写がある。
また、メインビジュアルでやたら密着している。
Vシネマ「仮面ライダースペクター」
アランが「カノンは私が幸せにする!」と発言。
この場面は予告映像でも使用されたが、本作中ではアランとカノンは会話すらしておらず、この時点でどのような関係なのかは明示されていない。
小説「未来への記憶」
「スペクター」の後日談となる第3章で、アラン英雄伝のラストに繋がる決定的な描写がある。その超展開とも言えるTPOは、いろいろな意味で読者の間で話題になった。
TTFCオリジナル作品「仮面ライダーセイバー×ゴースト」「仮面ライダースペクター×ブレイズ」
「スペクター」の実質的な続編であり、カノンがメインキャラクターとして登場。「仮面ライダーセイバー」公式サイトでのカノンの紹介に「アランの妻となっています」という一文があり、小説未読の視聴者を驚かせた。
また、カノンが変身したカノンスペクターの決め台詞は「心の叫びを聞け!」であり、戦闘スタイルもアランやネクロムのアクションが意識されたものとなっている。
その後公開された「仮面ライダー図鑑」の登場人物図鑑でも、アランとカノンのそれぞれの家族欄に「後の妻」「後の夫」として名前が明記されている。
以上のように、結婚に至っているものの、前後の直接描写が少ないため交際期間などは不明で、交際0日婚の可能性すらある。本編終了後にどのように進展したのか、想像の余地が非常に多い2人である。
余談
- 「アラン英雄伝」は2015年中に撮了しているため、その後のテレビ本編は「アラン英雄伝」の内容に合わせた展開となったことが、各種インタビューやトークで明かされている。そのため、本編中盤以降のアランとカノンのシーンも、演者やスタッフが「アラン英雄伝」ラストでの将来的な関係を把握した状態で制作されている。
- 2023年にアラン役の磯村氏が「生誕50周年記念 THE 仮面ライダー展」の静岡会場スペシャルアンバサダーに就任した際のトークイベントでも、アランとカノンの結婚についてその旨を言及する場面が見られた(参考動画)
- 2017年開催の「アラン英雄伝」上映イベントでのトークショーでは、カノンも変身しての夫婦ライダーの可能性について言及される一幕があった(参考記事)
- 4年後の「スペクター×ブレイズ」の配信を機にプレミアムバンダイで発売された「DXスペクター激昂戦記ワンダーライドブック+カノンスペクター&友情バーストゴーストアイコン」の玩具パッケージ表面には、ネクロム友情バースト魂とカノンスペクターが配され、映像作品では実現しなかった夫婦ライダー共演となった。
- カノンの兄であるマコトのシスコンぶりは良くも悪くも特撮ファンの間で有名であり、カノン(及び演者の工藤氏が演じる役柄)に何かあると「マコト兄ちゃん激昂」とネタにされがちである。しかし、テレビ本編でのマコトはフミ婆の「彼女」発言をスルーしたり、布団を敷いた部屋に2人きりで置いて出て行く等、カノンとアランとの関係に対しては特にそういった面は見られない。さらに小説版では、結婚についてもあっさり承認している。
- アラン役の磯村氏は、後に出演した連続テレビ小説「ひよっこ」でも、深海兄妹の育ての父である深海大悟役の沢村一樹氏演じる谷田部実の娘(ヒロイン・谷田部みね子)と結婚している。ゴースト劇場版ではニアミスで会話はなかったが、今度は作中でしっかり「お義父さん」と呼んでいる。