概要
ヘリック共和国軍が開発したヴェロキラプトル型小型歩兵ゾイド。
限定的ながらオーガノイドシステムを搭載しており、従来機以上の高い性能を持っている。
ガイロス帝国のレブラプターが白兵戦を主体としているのに対し、
こちらはビームマシンガンやミサイルポッドなどの近~中距離に対応した武装を搭載している。
これらの武装は必要に応じて武装を強制排除する仕組みになっており、身軽になることで格闘戦に対応する事もできる。
しっぽの部分は名称の由来でもあるスナイパーライフルになっているが、
使用する際はコクピットを射撃状態に姿勢を変える必要があり、機体はターゲットに対して後ろ向きになるため、無防備となってしまう。
この射撃の威力は強力で、アニメにおいてはブレードライガーが展開したEシールドさえも撃ち抜いてしまうほどである。
また、後継機として背部に狙撃手用のスナイパーズシートを設け、射撃武装を簡略化した
スナイプマスターがある。
ポップアップキットは1999年に旧トミー(現:タカラトミー)より発売され、
新シリーズにおける共和国軍初の新規設計ゼンマイ駆動ゾイドとなったが、
ランナーの成型に問題があり、キットとしての評価は芳しくない。
また、コトブキヤのHMMシリーズでもプラキット化されており、ノーマル仕様と後述するリノン仕様、ナオミ仕様が発売されている。
ガンスナイパーNS
凄腕パイロット、ナオミ・フリューゲル専用にチューンナップされたガンスナイパー。
カラーリングは赤。
後にブレードライガーとコンビを組んでいる。
ガンスナイパーLS
アニメ『ゾイド新世紀/ゼロ』に登場したライガーゼロの僚機。
チーム・ブリッツのメンバーであるリノン・トロスのディバイソンに代わる新たな乗機として登場したガンスナイパー。
リノンの性格が色濃く反映されたカスタマイズが施されており、ガンスナイパー本来の攻撃力と機動性を両立した設計思想と積載能力を完全に無視し、重火器をこれでもかと言わんばかりに取り付けている(ちなみにその内訳はカスタマイズパーツCP-13 ワイルドウィーゼルユニット×1、ビームガトリングセットのガトリング砲×2、レッドホーンの対ゾイド3連装リニアキャノン×2、ディバイソンの8連ミサイルポッド×4)。
この結果、高い火力の代償としてガンスナイパーNSのおよそ2倍の重量増と機動力の低下を招いた。重火器で撃ちまくる戦法は相変わらずだが、どうも前方以外は完全に死角らしく、
劇中でも地形や集団での不意打ちという状況もあってか、横方向や後方からの攻撃に苦戦するシーンが見受けられた。
ちなみに、同じくガンスナイパーを愛機とするナオミ・フリューゲルは、このカスタムコンセプトを「邪道」の一言で片づけている。
関連タグ
ゾイド ゾイド新世紀/ゼロ 恐竜 爬虫類 ヴェロキラプトル メカ ロボット スナイパー
レブラプター・・・ガイロス帝国が有する本機と同じヴェロキラプトル型の小型ゾイド