初めに
フタクチドックリは成虫と幼虫が登場する。
『1』では成虫個体のみが、
それ以降(『2』、『3』)は幼虫個体(メイン画像のもの)のみ登場している。
成虫と幼虫とあるが厳密には別種であり、和名、学名も異なる(例として同じイシツツミ科の幼虫であるユキフタクチとその成虫であると明言されているオオユキカブトは和名、学名共に同じである)。『4』では明確に別種として成虫の名称も変更されたが、本稿では成虫と幼虫で項目を分けている。
分類
フタクチカブト(成虫)
和名 | クロガネオオイシツツミ |
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学名 | Granitus ferrous |
科目 | イシツツミ科 |
フタクチドックリ(幼虫)
和名 | ヤマトイシツツミ |
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学名 | Granitus chukkulinae (larva) |
科目 | イシツツミ科 |
フタクチカブト(成虫)
黒光りする強固な甲殻を持ち、名前の通り頭部に上下2つの口を持つ。鉱物を主食とするのでピクミンを襲って食べるということはないが、縄張り意識が強く、自分のテリトリーを侵されると非常に攻撃的になる。なお、上の口(吸気口)があるのはオスで、メスは成虫になると吸気口が閉じ、岩を吐くことはなくなるという(つまり作中で遭遇するフタクチカブトはすべてオス)。
まず上の角状の口(吸気口)から空気を吸い込み、そして下の本来の口から岩を吐き出すという攻撃方法をとる。この岩は打ち出された方向に一直線に転がっていく。吐き出された岩はオリマーパンチで壊すことができるほど脆い。
吸気口が空気を吸い込んでいるときにピクミンを投げ入れると窒息し、背中の殻を広げて暴れまわる。このとき晒された部位に攻撃するとダメージを与えられる。
背中は煙が上がるほど真っ赤に発熱しているが、意外にも赤以外のピクミンを投げつけても発火することはない(とはいえ攻撃力の高い赤による攻撃が適していることに変わりはないが)。
希望の森と大水源におり、いずれもパーツが関係しているが、前者は所持している訳ではなく近くにいるだけなのでうまく立ち回ればスルー可能。ただ、ムロンただただ放置しておくと十中八九岩に巻き込まれて大変なことになるのでさっさと倒すかオリマーによる視線誘導はどのみち必要となる。
真エンディングの生物紹介には「大陸から飛来した外来種が帰化した種族」であることが示唆されている。
『1』のみの登場で以降はフタクチドックリの幼虫に出番を譲っていたが、『4』ではフタクチカブトという名称に変わったものの久々に復帰を果たした。その上フタクチドックリの幼虫の方も登場しており、シリーズで初めて同じ作品に登場することになった。しかし、共演しているはずのフタクチドックリの幼虫に対しては問答無用で岩を吐いて攻撃を行う。
本作品では潰れない岩ピクミンの存在やロックオン機能により穴にピクミンを入れ窒息させる難易度が『1』よりも大幅に緩和されている都合上、ぶっちゃけかなりの弱体化を受けている。やろうと思えば『2』のフタクチドックリの幼虫同様に敵を誘導して岩で倒させるといった応用も可能である。
オリマーメモによって繁殖期になるとオスの吐く岩に卵を産みつけ幼虫の餌にする生態が記載されたほか、「大陸から飛来した外来種」としての性質が強調されている。フタクチドックリの成虫との交雑によって深刻な遺伝子汚染を引き起こし、フタクチドックリを絶滅寸前に追いやっていることが判明した。幼虫だと思われた個体に向けて容赦なく岩を吐いて攻撃しているのも納得である。
そのため、フタクチカブトの幼虫は登場していない。
フタクチドックリ(幼虫)
鮮やかな緑色をしており、口は岩を吐き出すためかラッパや大砲のようにみえる。幼虫なので甲殻はない。
ショウヤムシなどの鉱虫の体内など特殊な環境下でしか存在できないメタバクテリアの力でエサの鉱物を消化吸収をしている。孵化直後の幼虫はバクテリアを持っていないため、フタクチドックリの成虫が吐き出したメタバクテリアが分解中の岩石を餌とすることで、確実に体内にメタバクテリアを取り入れている。
動き回るタイプと動かない砲台タイプの2種類が存在し、後者は近くを通りかかると地中から這い出てくる。また、動き回るタイプには紫ピクミンによる硬直が有効だが、砲台タイプにはこれが効かないため少し厄介。
フタクチカブトと違って直接攻撃できるかわりに、ピクミンが張り付くと前方に振り払おうとする。さらに、弱点を突かれると無防備になる成虫と違って、これといった弱点もないため急いで呼び寄せないとそのまま岩を吐かれて潰される・・・という悲劇が起きる。これを防ぐには、岩を吐きだすモーション中にフタクチドックリの側面・後ろから攻撃をしかけ、岩攻撃の直後に回収。これを繰り返せば難なく倒せる。
また、吐き出す岩はパンチで破壊することが不可能となった。
成虫と思われたフタクチカブトの解説から、こちらは本来の成虫と共に絶滅寸前まで追いやられている。
また、フタクチドックリの成虫そのものは登場していない。
ルーイメモによると、よく砂を吐かせてから殻を剥いて、生食やフライにするとうまいらしい。
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