韓国軍がK1戦車の後継車として開発した(自称)第三.五世代主力戦車。
「黒豹(フックピョ、ブラックパンサー)」などというたいそうな愛称をつけているのだが、その実態は…。
概要
55口径120mm滑腔砲、自動装填装置、モジュラー複合装甲、リアクティブアーマー、データリンクシステム、アクティブ防御システム等、第3世代主力戦車に求められる機能を一通り備えた国産ハイテク戦車と謳っている。いずれも韓国で独自開発したのではなく、ドイツやフランス、ロシアの技術供与を受けライセンス生産したものである。
韓国人はこの戦車を持って「ドイツのレオパルド2より高性能。日本の90式戦車なんて敵じゃないニダ!」と誇らしげに語っている。
韓国陸軍が独自開発にこだわったのは朝鮮半島の地形事情に対応した小型軽量な戦車を必要としたからだが、K2はレオパルドと大して変わらない55.0tという重量級の戦車となり(韓国の工業力ではこれが精一杯。これでもM1エイブラムスよりは大分軽いのでよしとなったようだ)、パワーパック(エンジンとトランスミッションを組み合わせた動力伝達機構)の国産化に失敗して量産化の目処が立っていなかったりと散々な代物で(仕方なくドイツからパワーパックを輸入して搭載する予定にしたが、これによって実戦配備が2年ほど遅れる事となった)、トルコへの輸出も予定されており契約を交わしていたのだが、パワーパック国産化の失敗でトルコは契約内容の一部解消を要求しているという。
そもそも韓国自体、基礎技術を持たない途上国でしかないのだから、見栄を張ってこんな「高いだけで使えない」戦車など作る必要など無いのだが。所詮相手は朝鮮人民軍のT-55やT-62といった時代遅れのポンコツでしかないのだし。