概要
バビリム王国の守護女神イシターに仕える巫女。シリーズのヒロイン。
設定
イシターの巫女は神の信託によりバビリム生まれの少女から選ばれ女神の言葉を人々に伝える役目を持つが、大人になるにつれて神の言葉を聞く力を失ってしまう。その後、新たな信託によって選ばれた者に巫女の役目を託し、バビリム国の王と結ばれ王妃となるというしきたりがある。
カイもその一人であり、幼い頃から仲良しだったバビリム王国王子ギルガメス(ギル)とは許婚同士の間柄で、やがてバビリムの王と王妃になる運命にあった。
その後、アヌ神による塔破壊の巻き添えを食らって重傷を負ってしまったギルを献身的に介護しながらイシターに祈りを奉げ続けた結果、ドルアーガに奪われたブルークリスタルロッド奪還の手段として勇気を身軽さに変える魔法のティアラをイシターより授かる。こうしてギルを残し単身塔に挑んだものの、ドルアーガの魔力の前に敗れ、石となって捕らわれてしまう。
『ドルアーガの塔』本編でギルに救われた後、その続編である『イシターの復活』にて彼と共に塔を脱出して生還を果たし、そのまた続編である『ザ・ブルークリスタルロッド』にてロッドを天上界に返還する為の旅に出るが、その行く末は一定ではなく、様々な結末を迎えることになる。
彼女の性格はシリーズ本編では明確に描かれたことがないためようとして窺い知れないが、後にゲスト出演した『ナムコクロスカプコン』ではやや生真面目な性格となっており、作中での声は田中理恵氏が演じている。
能力
所謂悪者に囚われた主人公が救出するヒロインという立ち位置の回ではあるが、ただ助けられるだけの存在ではなくドルアーガの塔の前日譚である『カイの冒険』では魔法のティアラの力で高いジャンプ力を発揮している他、ギルに助けられた後に塔から脱出する時系列を描いた『イシターの復活』ではブルークリスタルロッドの助力によるものが大きく、レベルアップが必要になるものもあるが、攻撃・回復・補助・妨害と幅広く様々な種類の魔法を使うことができる。特に相方のギルは『ドルアーガの塔』の時とは打って変わって大きく弱体化しているため、『カイの魔法を上手く使う事がゲームクリアの鍵』と言っても過言ではない。
ナムコクロスカプコンに出演した際も、イシターの復活の時と同じく様々な魔法でギルを援護する。
出演作
関連イラスト
関連タグ
ギルガメス:前述の通り、カイにとって色々な意味でパートナー(コンビ)ともいえる存在である。
他作品の関連項目
エルキドゥ→Fateシリーズのエルキドゥのモデルはカイである可能性がある。ちなみにFateシリーズのギルガメッシュのモデルはドルアーガの塔のギルガメスである。
キ→カイの名前の由来であると言われているメソポタミアの大地母神。しかし、ギルガメスとカイの関係性を知るとカイの元ネタは『ギルガメシュ叙事詩』に登場するエンキドゥであると考えられる。
ジェニファー・ウィルス:別のナムコ作品に登場する主人公が救出することになるヒロインであり、カイとは『主人公の恋人(後に夫婦な関係になる)』、『ロングヘアー』という共通点がある。