「必ずやペンダントをギベオン様の手に…!」
CV:古川慎
概要
エクスプローラーズの幹部格で、緑髪の長身痩躯の男性。
第6話にてシルエットのみで初登場した。
一人称は「私」。
リコの持つペンダントの回収に失敗したアメジオに代わり、その任務を引き継ぐことになった。
同僚であるアメジオにも敬語で話す等一見すると丁寧な物腰だが、実際は彼の失敗を鼻で笑う慇懃無礼な性格で、彼が遭遇した黒いレックウザの存在も一切信じていない。
一方、組織のボスであるギベオンには確かな忠誠心を示している。
時々、黒縁眼鏡を着用する事もある。
情報収集してから作戦に臨むなどデータを重視するタイプの模様。バトルでは司令塔の様な立ち位置で表には出ず、戦闘に出すポケモンにはマイクセンサーを付けて遠隔操作をしている。戦闘終了後はテレポートで自分の司令室に強制送還させる。
13話では大量のレアコイルでブレイブアサギ号の電子機器に異常を生じさせた(15話でフリードが「1匹だけ~」というセリフがある為、手持ちのレアコイルを利用して集めたと思われる)。
また、複数のポケモンの技同士を組み合わせて弱点を補強する等、柔軟な発想も持ち合わせている。
14話では電磁波で異常発生させていることをフリード博士に気づかれてオーベムが撃退される。しかし、マードックを喜ばせようと迂闊にも一人で行動してしまったリコと接触し、オーベムのサイコパワーで彼女の第1話の旅立ち前後以降の記憶を消し、その隙に彼女のペンダントを奪うことに成功した。(リコとマードックがハッコウシティに買い出しに行った帰りに「秘伝辛スパイスが買えなかった」という会話のシーンでオーベムが監視していた事・リコのスマホにピンポイントで秘伝辛スパイスが限定販売の広告が入り、その地図通りに行ったのに行き止まりであった事から、彼の工作である事が窺える)。
続く15話では、引き続きオーベムでリコを探すライジングボルテッカーズを監視しつつ、ペンダントを解析していた。ペンダントの力発揮に所有者リコが関係しているという件に関してはあまり重要視してはいなかったようで、記憶を消したリコをそのまま放置しており、さらにペンダント手にするという目的を果たしたにも拘らずすぐに撤収せずにリコを探すライジングボルテッカーズの妨害をするという回りくどい行動をとっていた。
そして、16話でリコ・ロイ・ドットの3人と交戦。レアコイルとオーベムを倒された後でブラッキーで追い詰めるも、スピネルが乗っていた車がたまたまリコ達の乗った貨物船を通り過ぎた事で、六英雄が1匹・巨大オリーヴァの入っていたボールが共鳴。リコのペンダントが自ら彼女の元へと戻ったのみならず、他の幹部達に散々コケにされることとなった。
だが同時に、ペンダントの力を引き出すにはリコそのものが必要なことも悟ると、そのことを他の幹部には伏せつつ(本人曰く不確かな情報を報告するわけにはいかないとのこと)、半ば独断で彼女に迫ろうとし始める。
手持ちポケモン
詳細は各記事を参照
余談
- 前サトシの旅シリーズを含め、悪の組織の構成員がブイズを手持ちにしたのが彼が初(悪役を含めると劇場版「水の都の護神ラティアスとラティオス」に登場するエーフィを手持ちにしているザンナー)。
- 更に、オーベムが記憶を弄ったのは彼の手持ちが初(前シリーズ・BWで登場したものは、1匹がサトシ達を夢の中へと閉じ込める・もう1匹はサトシとロケット団がスペシャルな人間であったが為に暗示が効かなかった)。
- 名前の由来は他のエクスプローラーズの構成員同様に宝石である事から「スピネル」と思われる。スピネルの石言葉には「内面の充実や安全」「自己達成」などがある。