望月穂波
もちづきほなみ
傷ついてほしくないって思うのは、いけないことかな
CV:上田麗奈
概要
文武両道の優等生で、包み込むような優しさを持つ。
一歌、咲希、志歩とは幼馴染みだったが、中学時代のあることがきっかけで一歌たちとは距離を置くようになってしまう。
Leo/needではドラム担当。
(公式サイト/CHARACTERより転載)
プロフィール
人物
他人のことを思い遣れる穏やかで心優しい性格の持ち主。年齢の割に大人びた振る舞いをしており、作中でもエリア会話やサイドストーリーなどで「お母さんみたい」と度々言われる。
本人は困惑しつつも多少自覚もしている模様。
一方年相応な描写も多く、節分に鬼の物真似をするなどイベント事には割とノリが良い。
ユニットストーリーや自身のバナーイベントでは、若さゆえの悩みや学校生活で生じる軋轢、理不尽な状況への立ち向かい方など、学生時代に抱えがちなリアルで生々しい問題が取り扱われる傾向にある。
Leo/need内ではドラムを担当している他、イベント「揺るがぬ想い、今言葉にして」以降はライブや練習のスケジュール管理も担っている。
ベース担当の日野森志歩とはリズム隊として、よく一緒に練習を行っている。
しばおという名前の犬を飼っており、また思春期と思われる弟が1人いる。
好物はアップルパイで、贔屓の店で大量に買い込む姿が目撃されている。また、アップルパイを自作し、美味しさのあまりホールの半分を1人で食べた描写も存在する。
特技の一つに水泳があり、イベント「きっと最高のsummer!」では同じ班になった天馬咲希と小豆沢こはねに泳ぎ方を教える描写があった。そこに加え、ユニットではドラムを担当しているため運動能力はかなり高い。
学力は高いようで、エリア会話で1年生時点で既にテストで4回満点を取っていることが判明している。(志歩曰く、宮女は進学校なので、テストは難しい。)
ちなみにまふゆとは(お互いの本性はまるで違うが)勉強ができる、運動ができる、クラスメイトに頼りにされるなど共通点が多い。なお公式サイトでのキャラクター紹介で優等生と記述されているのはこの2人だけである。
このように文武両道の優等生ではあるが、意外にも弱点も存在する。
実は絵を描くセンスは壊滅的であり、その出来栄えは周囲を驚愕させるレベル。
どれぐらい酷いかというと、公式Twitterで公開されている4コマ漫画で描いた絵にモザイクがかけられたほど。(リンク)
それだけでなく、公式設定で不幸体質である花里みのりに負けず劣らずの不憫属性の持ち主であり、優等生という設定の反動かよく理不尽な状況に巻き込まれることが多い。
例)
- クラスの出し物を決める会議で意見が割れた結果、クラスメイト達から一方的に最終判断を委ねられる
- 臨海学校での発表会直前に、演奏で使用する自分の楽器が第三者の不注意で壊されてしまう
- 新年のおみくじで大凶を引き、引き直しで凶を引く
- 翌年リベンジするも大凶、引き直しで凶、3回目でようやく吉を引く
- 家事手伝いの職場体験に行った家でいきなり家主が倒れている現場に遭遇する(これは結果オーライだが)
ユニットストーリーでは過去のトラウマから相手の意見を否定したり傷つけて嫌われることに極度の恐怖を抱いていたが、「揺れるまま、でも君は前へ」で自分の意見を伝えて誰も傷つかない方法を模索し、「揺るがぬ想い、今言葉にして」で時には対立し相手の意見を否定する勇気を学び精神的に大きく成長を遂げた。
「Resonate with you」で志歩の引き抜きの現場に遭遇した際は、一歌と咲希が困惑する中冷静にイオリに状況を聞き出し、後に関係者以外立ち入り禁止のステージ裏に一歌、咲希と乗り込むなど成長した姿を見せた。
そしてその後の初めてのライブ(イオリの前座だが)で「自分がLeo/needの"柱"になり皆を支える」という大きな目標を抱き、一歌、咲希、志歩とともにプロの道を目指す覚悟を決める。
交流関係
<Leo/need>
幼馴染で大切な友達。
Leo/need本編では穂波は、過去にあった出来事から避けるようになっていた。しかし、咲希が復学した事がきっかけで徐々に和解し、4人でバンドを組むこととなった。
<25時、ナイトコードで。>
■宵崎奏
家事代行のアルバイトで定期的にお邪魔している家の家主。
星3宵崎奏のサイドストーリー前編、イベント「囚われのマリオネット」をはじめ、度々バイト中の穂波の様子が描写されている。
プレイ中、この二人を同じ編成に入れた場合に発生する特別な掛け合いが、リリース初期から実装されていた。
Leo/needの面々には奏のことはぼかしており、また奏のまふゆ達との活動内容も深くは詮索しなかったため長い間互いに過干渉はしていなかったが、イベント「交わる旋律 灯るぬくもり」で遂に一歌と奏が出会う手助けを行ない、また自身もまふゆの音楽活動について知ることになった。
更にイベント「いつか、絶望の底から」では、奏と初めて出会った際の馴れ初めが描写された。
中学2年の冬に奏の祖母の依頼で家事代行センターの担当者とともに職場体験に向かったところ、過労と栄養失調で意識を失っていた奏を見つけて救助。その後何度か職場体験を経て、高校1年の春から本格的に宵崎家で家事代行を始めることとなった。
当初はただの雇い主とお手伝いの関係でしかなかったが次第に関係が打ち解けていき、キズナランク46の称号「築いてきた信頼」にあるように現在では確かな信頼関係ができている。
同じ学校の学年が一つ上の先輩。奏が共通の知人であるため、学校ではよく奏についての話をしている。
イベント「交わる旋律 灯るぬくもり」でまふゆが音楽活動をしていることを知った。
■東雲絵名
イベント「好きを描いて♪レインボーキャンバス」では、絵名に絵を教わる。色々な絵を描くが、絵名に「ナマコ」「内臓」みたいだと思われる。
■暁山瑞希
イベント「隣に立つ、優しいあなたへ」でお互いに面識を持ち、イベント内では共通の趣味である裁縫について話題にしていた。
更にイベント「つなぐ、星の歌」では自身のユニットのライブに招待していたので交流は続いている。
<MOREMOREJUMP!>
お互いに犬を飼っており、エリア会話によると散歩友達の模様。
イベント「祈りの先 願う明日は」ではおみくじで大凶を引いた穂波に驚きつつも励まし、吉が出るまで引き続けるのに付き合った。
■日野森雫
Leo/needの日野森志歩の姉で幼い頃から面識がある他、同じ美化委員会の先輩後輩の関係。
度々バンド活動や学校での志歩の様子を聞かれて答えており、代わりに自宅での様子を聞いたりなど情報交換を行っている。
<ワンダーランズ×ショウタイム>
■鳳えむ
同じクラスで仲の良い友達であり、エリア会話やサイドストーリーで一緒にアップルパイを食べている描写が存在する。
イベント「揺れるまま、でも君は前へ」では意見が対立したクラスメイト達を諫めたり、最終判断を任されて思い悩む穂波を励ました他、穂波が考えた「誰も傷つかない方法」の実現に協力した。
■天馬司
Leo/needの天馬咲希の兄で幼い頃から面識があり、一歌や志歩とともに咲希のことを任されている。
穂波から見て司のことは「良いお兄さん」と概ね良い印象を抱いているが、イベント「天馬さんちのひな祭り」にて大音量で叫びながら呼び止められた際は流石に「う、うるさっ・・・」と言いかけてしまった。
来歴
⚠️メインストーリーのネタバレを含みます⚠️
中学時代に、その優しい性格からクラスメイトの悩みや愚痴を聞いて共感し、慰めるような立ち振る舞いをしてしたことで、周りから頼られる存在となっていた。
しかしある時、クラスメイトの愚痴を慰めたところ、その愚痴で悪く言われていたクラスのリーダー格の少女(作中では「クラスメイトC」表記)がそのことを知って「誰にでもいい顔をする八方美人」だと糾弾し、一転してクラス全体からいじめの対象にされてしまう。
はじめはその状況に耐えていたが、そんな穂波が心配で別のクラスから話しかけてきた一歌までもが陰口の対象になったことで、彼女や志歩の名誉を守るために自ら距離を置くことを選んだ。
その後はいじめられた事、クラスメイト達から「誰にでもいい顔してる」と思われたことが強いトラウマになり、高校生になって中学時代のいじめっ子達と離れてからもクラスの友人以外とは仲良くしないようになった。
穂波自身はまた一歌たちが悪口の対象にならないようにと幼馴染達を避け続けていたが、
根底にある「自分が傷つきたくない」「いじめられたくない」という心を志歩から強く指摘され、トラウマとの板挟みの結果「どうすれば良いのかわからない」と涙を流してしまう。
最終的に教室の世界の屋上にて、満天の星空の下一歌たちと本音をぶつけ合い、自分の「また皆と一緒にいたい」という本当の想いに気づき、和解を遂げる。
心優しい性格でありながら、Leo/needのユニットストーリーにおけるいわゆるラスボス的な存在であった。