概要
SKSカービンの弾薬を使用する分隊支援火器として、ソ連のヴァシリ・A・デグチャレフが設計した軽機関銃がRPD(デグチャレフ軽機関銃)である。1950年代にソ連軍で使用され、東欧諸国や中国、北朝鮮、エジプトなどでライセンス生産され、ベトナム戦争においても北ベトナム軍や南ベトナム解放民族戦線が大量に使用していた他、アメリカのMACV-SOGの隊員もM60マシンガンより軽量で弾薬も敵の物と共用できるといった利点が特殊作戦において有用であったことから鹵獲した物の銃身を短くし、125連弾倉を装着したチョップドRPDを使っていた。
ローデシアにおいても銃身を短くし、AKのグリップをフォアグリップとして装着したカスタムモデルが運用されていた。
しかし、弾薬を非分離式の金属製リンクに装着してそれを専用のドラムマガジンを使用するため、前線では歩兵が持つAK47と弾薬を即座に使いまわすことが出来なかった。そのため、それを改善するために1960年代にRPKへと置き換えられた。
現在では、予備兵器として保管されているほか、紛争地域などで使用されている。
データ
全長 | 1037mm |
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銃身長 | 521mm |
重量 | 7500g |
口径 | 7.62mm |
装弾数 | 100発 |