概要
センシティブ(sensitive)とは、「敏感」「取り扱い注意」という意味の英語の形容詞。デリケートはほぼ類義語である。『センス(感覚)』からできていることでも分かるように外部からの刺激に敏感であることが第一義。転じて「慎重に取り扱わなくてはならない問題」にも使われることがある。
創作においては、「R-18」及び「R-18G」の言い換えとも言える表現だが、後述通り微エロや特殊性癖等のより広い範囲も含まれる場合がある。
各サービスにおけるセンシティブ判定
pixivでは規約により「センシティブな内容が含まれている可能性のある作品」(別表記でセンシティブなコンテンツの可能性)はR-18作品でなくとも自動的に閲覧規制の対象になり、ゲストユーザーは閲覧が不可能となる。具体的には性的な作品やグロ系の作品などが対象となるが、AIに自動判定されていると思われるため、基準は不明瞭である。例として、ラルトスの記事のメイン画像は全く性的でないのにもかかわらずこの判定を受けているようだ。この事情を考える辺り、人間キャラのみならず人外キャラでも例外ではないことが窺える。
同様のことは元TwitterのXにも言え、見る者を和ませるような猫の画像すらセンシティブ扱いになることもある。前述の通りAIによる自動処理に粗があるのだろう。
- ちなみに「from:自分のID -filter:safe」で検索すると「safeではない」自分のツイートが判明する。「safeではない」がイコールセンシティブ扱いという訳でもないらしいが、これで自分のtweetの判定を検索しているユーザーも少なくない。
- しかし2023年5月現在、「牛乳」「ヌードル」等の本来まったく性的でない単語も「safeではない」判定をされてしまっている。AIの性能を何とかしろ。
YouTubeではセンシティブな内容の動画は収益を外されたり、配信を停止させられることがある。しかし、たとえ性的な要素かグロテスクな要素が含まれる作品であってもセンシティブ判定を受けないで全年齢で投稿されているケースも。アップロード主はそのような事態を防ぐために予めR-18及びR-18Gタグを付けてゾーニングすることが推奨されている。
上述の通り基準不明瞭による弊害として、既存作品においてもセンシティブ画像判定は現在進行中で、それまで内容に問題なく正常に表示されていたにもかかわらず突然規制が掛かりログインしないと表示されなくなる等、ユーザーにとって利便性が損なわれる不利益な事象が起き続ける(もっとも、他のサイトやブログ等ではセーフサーチ設定がオフの状態であれば同じイラストでもログインに関係なく普通に表示されていることがあるので、インターネット全体としては実質ほとんど規制の体をなしておらず、中途半端な規制を掛けるくらいならば、いっそログインしないと全て表示されない仕様に統一しては?という気がしなくもない)。
なお、pixiv問い合わせのページでは本文などに判定を解除してもらいたいイラストをいくつか明確に書いて、運営に頼むことでこの判定を解除することは可能である。ただし、解除される可能性があるのは性的な内容でもないのにセンシティブ判定を受けているイラストに限られている模様(Googleの基準や端末本体の設定により、一部作品については表示できない場合がある)。