概要
ピンクパイナップルから1996年に発売され、現在でも国内・海外において根強い人気がある。
舞台に合わせたホラー表現を取り入れ、昭和初期の東京(少なくとも1935年以降)の特徴として昭和モダンを基礎とする洋風建築や生活風景、衣装が高品質に描かれているのも見所。
登場する人物(女性)も主人公から脇役に至るまで豊かに揃っている。
物語
帝都東京。冬の冷気漂うこの地は夜な夜な出現する淫獣の恐怖に包まれていた。
被害者は皆、美女ばかり。そして、精気を吸い取られてミイラと化していた。
増え続ける犠牲者。
淫獣の目的は?
東京に安息の日は来るのか?
登場人物
美保
宝石よりも石の神秘性に惹かれるおしとやかな性格。
木造平屋建てに住んでいるが、電話があるので裕福な地位に間違いない。
弓道部所属で素晴らしく長けた腕前。
梓
美保の親友であり同級生で、共に弓道部所属。
髪型はおかっぱボブで真紅の口紅を塗っている。相当な財力を持つ華族の生まれらしく、自室には専用電話や暖炉、浴室まである。
しょっちゅう男性と遊んでいる(つまり、逆ナン)らしく、美保から夜遊びに気をつけるよう言われるが本人は否定している。というのも、新しく来た家庭教師にぞっこんとか。
井上
梓の新任家庭教師。白いスーツを着用し、絵に描いたような美顔を持っている。
前述したように梓は猛烈に好意を抱いているが、井上本人は興味を示さない。
設定資料によると赤紫のダットサン14型に乗っている。
謎の青年
美保が通学時のバスで見かけた人物。光を避けるごとく黒眼鏡と外套で自身を覆った奇怪な出で立ちで黒猫を連れている。
設定資料によると小林という名前がある。
モブキャラ
モブ①
冒頭に登場する青い着物の女性。赤い紐でポニーテールにしている。
名前は不明だが、ファンの間ではかなりの人気を持つ美女。
劇中で淫獣に襲われる最初の犠牲者だが、尺は長い。
モブ②
二番目の犠牲者。こちらも名前は不明。内カールしたロングヘアで、年齢に応じた美貌の持ち主(衣装は想像)。
なんとなく離れ乳に思える。
その他のモブキャラ
終盤に登場する女性達。短くも充分な見せ場がある。
余談
以下の文はいくつかのファンの呟きから
・パッケージイラストで美保は華やかな緑色の和服を着ているが、全体的に袴姿で活躍するので本編には一切出ない。
・VHS版の一部では梓が美保に攻めている謎の百合系パッケージイラストもあるがやはり本編にそんな描写は無い。基本的に男×女の物語。