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惑星封鎖機構

わくせいふうさきこう

惑星封鎖機構とは、『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』に登場する組織の一つ。略称はPCA(Planetary Closure Administration)。メイン画像は二次創作によるイメージである。

「AC…独立傭兵だな 排除執行する」

概要

「アイビスの火」発生後も未だにコーラルが多数残る惑星ルビコン3の封鎖・隔離を行っている軍事組織。その性質上、惑星外企業や土着の勢力とも敵対している。

衛星軌道上に巨大な迎撃システムを有するほか、「サブジェクトガード(SG)」と呼ばれる部隊が地上を巡回し、コーラル集積地区の防衛を行なっている。

事態が深刻化すると高性能機を有する「執行部隊」を投入して脅威を排除する。劣勢に陥った折には星外へ退却していることから本拠地はルビコン3以外にあると思われ、また強襲艦などは「通常は封鎖圏内で運用されない戦力」とのことなので、ルビコン3以外でも危険性のある惑星の封鎖といった何らかの活動をしている模様だが、本当に惑星の隔離が目的なのかを含め謎も多い。

各種の判断は組織を統括するAIが下している。

敵には一切容赦しないが、基本的には最初に投降を呼びかけるため、治安維持組織の体裁は保っている。

ルビコン3における各勢力の中でも他と一線を画する技術レベルと組織力の高さを誇り、さらにかつて存在した「ルビコン調査技研」の開発した兵器を戦力として接収・運用しているため、その戦力は非常に強大。

主な保有及び接収しているメカ

AH12 HC HELICOPTER / 惑星封鎖機構大型武装ヘリ

通称「ルビコプター」。『デモンズソウル』で言うところの拡散の尖兵……よりは温いが、こちらは負けイベントというわけではないので「探査用」に組まれた初期機体のまま勝たねばならない(リプレイミッションでも同様)。いくらドミナントであっても機体・武器との相性次第では力を発揮できずに狩られる可能性がある。

シリーズ従来の「引き撃ちが常套戦法」とは真逆の「押せ押せスタイルで体制を崩してブレードでぶった斬れ」という基本戦術をプレイヤーに叩き込む役回りを担っているため、引き撃ちなんぞしようものなら頑丈な装甲と圧倒的弾幕差によりジリ貧に追い込まれた末にスクラップにされるオチがつく。逆にパルスブレードに対してはめっぽう弱く、弾丸の比にならないダメージが入る。更に機体下部に潜り込まれると何もできないカカシと化す。

今作では珍しくミサイル対抗装備が存在しないが、このヘリと執行部隊のLC機体・HC機体のみミサイルを逸らすフレアを撒く事がある。

AAP07 BALTEUS / 特務無人機体バルテウス

空飛ぶオーバードウェポン搭載機とも形容すべき無人機。巨大な武装コンテナの先端にちょこんと人型の本体が接続されている。ミサイル斉射時の姿は圧巻だが、その陰に隠れて撃ってくる高速キャノンが真の脅威。

とりわけ苦戦の報告が多いボスでもあるが、これと相対する段階ではOS強化が進められず、殆どのプレイヤーはパーツもあまり買え揃えられていないので、機体構成を煮詰められないままリトライと惨敗を繰り返している可能性が高い。序盤にしては余りにも多彩で高威力な攻撃を繰り出してくる難敵ではあるが、時には撤退して資金を貯め、パーツプールを広げてみるという事も大切である。

なお、敗北した際にエアが発するため息には依存性が認められており、あえて何度も敗北する傭兵もいる。

IA-13 SEA SPIDER / シースパイダー

大陸間輸送用カーゴランチャーを封鎖する目的で運用されている“C兵器”(C=コーラル)。

ウミグモやヒトデのような6本の歩脚を備え、4脚ACのように滞空も可能。滞空時に機体下部から展開するユニットの形状があまりにもそのまんまなので「(ルビコニアン)デスボックリ」の名で親しまれる。

後述のルビコン調査技研から接収された機体の1つで、カーラ曰く「ろくでもない技研の遺産」。コーラル由来の強力なビームを使用する。

IA-02 ICE WORM / アイスワーム

ルビコニアンデスワーム」の愛称で多くの傭兵に親しまれるマスコット。2023年4月のトレーラーで初登場した際の威容を覚えている者も多いだろう。

「ルビコニアン〇〇」という渾名の由来の数々はこいつが5割と言っていい(残り5割のうちの4割は公式でルビコニアンを自称している現地民だろう)。

惑星外企業の反攻で劣勢に陥った封鎖機構が投入したC兵器で、3基のシールドドリルのような機構を持つ頭部に、砕氷船のようなスクリュー推進機を備えた無数の胴体パーツが連結されたミミズのような姿をしており、ACとの比較から全長は数百メートルにも達すると思われる。

二重の強力な防御機構を持ち、通常の攻撃手段ではダメージすら与えられない。易々と地盤をえぐり取って移動する削岩刃は当然ながら凄まじい破壊力をもち、うっかり巻き込まれればACといえど1~2撃で大破してしまう。

その脅威度たるや、それまで散々殺しあってきたベイラム社とアーキバス社が一時停戦・共闘を考えるほど。

AAS02 CATAPHRACT / 特務機体カタフラクト

戦車に似た大型ユニットをMTに無理矢理接続した様な外見が特徴の特務機体。アナウンスメントトレーラーやストーリートレーラーにも登場。

圧倒的装甲と火力、機動力を兼ね備える堅牢なユニットの正面にあえて弱点となるコアMTを接続するという、コンセプトの迷走を感じられる兵器。正面に据え付けられたMTは懲罰席などとネタにされている。

とはいえ回転砲塔によって360°に強力な火力を発揮でき、高速機動で弱点をから射角を切ったりするので、解放戦線のMTなどが相手なら容易く蹴散らせるのかもしれない。

ジャガーノートと同じく正面直上からの撃ち下ろしに弱い。

AS07 HEAVY WARSHIP / 強襲艦

惑星封鎖機構が無数に運用する宇宙戦艦。艦首に設置された複数のレーザー砲で前方を薙ぎ払い、船底のミサイルランチャーでミサイルの雨を降らせ地上を蹂躙する。

…のだが、甲板上は射角外のため上を取られるとなす術が無く、申し訳程度に据え付けられた機銃や対空砲台はACなどの戦力に対してはどうも頼りなく、その上艦橋を破壊されてしまうと動力系統にまで誘爆、即撃沈という何か設計に致命的な脆弱性があるように思われる艦艇でもある。カタフラクトといい微妙な問題点を抱えているのは割り切りの結果なのだろうか…?

着地するギミックとモーションが設定されており、ごく一部のミッションで見ることができる。なおその内のとあるミッションでは、何故か自身の有利なポジションを捨て去る形で着地する(艦内から制圧部隊が出てくる訳でもない完全な謎行為で、運用ミスが疑われる)。

AA18 LIGHT CAVALRY / LC機体

惑星封鎖機構が運用するACよりやや大きいサイズの人型執行機。

レーザーを発射するスナイパーライフルを持った狙撃型や、盾を持ち高い機動力を持つ高機動型などの派生型がいくつか存在する。

攻撃力はACに並ぶが耐久力はまちまちで、MTに毛が生えた程度の機体もいればAC並の耐久力を持つ機体もいる。また、一部機体が持っている実体盾は攻撃を与え続けると壊れる。

AA22 HEAVY CAVALRY / HC機体

LCの上位機種に当たると思われる人型執行機。LCよりも一回り大きく、LCなど他の機体と併せて他勢力のACに当たる戦力として運用されているようだが、本機のパイロットはACのことを「既製品の寄せ集め」と呼ぶため一般的にはLC/HCのほうが強いらしい。(が、ACや民生MTとは異なる兵器故か、操縦系統などに差がある模様。本編に於いても、とある場面で乗り換えたものの習熟が間に合っていない描写が見られる)

左腕の盾による防御力、両肩のパルスキャノンや右腕のブレードによる攻撃力、そしてACに匹敵するかあるいはそれを上回る耐久力に、桁違いの飛行性能・機動力を併せ持つ。要するに全ての面において強い。

更にタチが悪いことにフレアを放出してミサイルを回避する上、盾でシールドバッシュまでかましてくる。

AAS03 EKDROMOI / 特務機体エクドロモイ

特定目標の排除に使用する執行機体。

前述の2種よりも機動性に長けており、ミサイルやプラズマライフルを装備した射撃特化の「PG型」と、ブレードとマシンガンを装備した接近戦特化の「EP型」の2機セットで運用される。

ミサイルやプラズマライフルでブーストやACS負荷の蓄積を誘発させ、EN切れやスタッガー状態になったところをもう1機がブレードで串刺しにする戦法を取る。

距離を取ればEP型が突撃してくるため、そちらに集中攻撃して1対1に持ち込んでしまうのが楽だろう。

関連コミュニティなどではエロイドクイモドエロイクモなどと誤読されるが、名前の由来は古代ギリシャにおける兵科の一つである。

強制執行システム

ウォッチポイント・アルファ深部を防衛するためのシステム。無人で動作しているため、惑星封鎖機構本隊がルビコン星外まで退却した後も企業勢力の行く手を阻む。

AAP03 ENFORCER / エンフォーサー

ウォッチポイント・アルファ深度2を防衛する試作無人兵器。変形機構を備え、砲座モード(仮称)では高弾速のレーザーを放ちながら2本足で跳ね回り、人型に変形するとパルス盾を構えながらブレードを振り回して攻撃してくる。ダークソウルやらSEKIROを彷彿とさせるブレードを大きく振り回す攻撃が主体だが、人型時の全高はACの倍ほどあり距離を詰める手段も持つため、しっかり見切らなければリーチ差であっという間に真っ二つにされる。

引き撃ちをしてもパルスガンにレーザーガン、ミサイルと射撃兵装も一通り揃っている。そのため有効射程まで引き付けなければジリ貧は確実なのだが有効射程に収めると今度は近接の射程圏内に入ってしまう。近接攻撃は予備動作が長いのでしっかり見極めて忍殺してやろう。

IA-C01: EPHEMERA

かつて技研が開発した無人AC。「アイビスの火」以降に接収されたようで爆発するジェネレーターから逃げる621を足止めするために投入される。

MOONLIGHTなどの技研装備で固められたACなのだが、時間制限があるにもかかわらずリペアは使うわ一定の距離を保ちながらブレードの光波やプラズマライフルで足止めしてくるわ最後の最後にターミナルアーマーを発動させて遅延行為をしてくるわ、トドメに撃破後の脱出に20秒ほど必要とひたすら嫌らしい攻撃に終始する。システム上でも短期決戦が必須なので火力をモリモリにしていくのが望ましい。

ちなみに隠しパーツを収集すればプレイヤーも使用可能なため、一応コクピットはある模様(ただし全てのパーツに「人間の搭乗を前提としていない」という断り書きがされている)。

余談

  • 執行隊員が口にする「コード○○」は、現実の警察で使用されているテン・コードそのもので各コードの意味もほぼ同じである。

関連イラスト

擬人化の例

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