「スレンダー、来たか。敵のモビルスーツの後ろへ」
「しょ、少佐、武器が違います。あの武器は自分は見ていません」
「当たらなければどうということはない。援護しろ」
概要
機動戦士ガンダム第2話「ガンダム破壊命令」のシャアのセリフ。
ビームライフルを装備したガンダムに対して、シャアは部下と共にザクで戦いを挑む。
部下が初めて見るビームライフルに怯えるのに対して返答した。
前段階
これより前にシャアは部下数名を率いてモビルスーツに乗らず、宇宙服だけで敵地に潜入した。
発見されて宇宙空間へ脱出するが、アムロが搭乗するガンダムが追ってくる。
アムロは照準器に宇宙服を着ただけの生身の人間を捉え、迷った末にビームライフルを乱射する。
部下が恐怖するがシャアは宇宙空間に浮かびながら平然と言い放つ。
「あわてるな。下手に動くとかえって当たる。人間みたいな小さな目標に、そうそう当たるもんじゃない」
先のセリフはこの体験もあっての発言と思われる。
とはいえ
シャアに比べれば操縦技量の劣る部下にしてみれば、
「少佐なら避けられるかもしれませんけど、ご自身を基準にしないで下さい」
と繰り言の1つも言いたかったかもしれない。
実際、この直後に部下(スレンダー)はビームライフルの直撃を受けて戦死した。
転じて、
R-18イラストで「若さゆえの過ち」を行ってしまったあと、
「当たらなければ(妊娠しなければ)どうということはない」と、自分に言い聞かせる免罪符。タグとしてはこちらの使われ方の方が多い。