ギラティナ(LEGENDS)
ふかきかげ
概要
時間の神ディアルガ・空間の神パルキアが誕生した時に一緒に生まれたとされる第3の伝説のポケモンギラティナ。
しかしながら相当な暴れ者であったため、創造主たるアルセウスにより世界の裏側「破れた世界」に追放されたと言われている。
遠い昔の出来事とされている『LEGENDS アルセウス』の時代では、ギラティナもまだ改心しておらず、アルセウスへの反抗を企てていた。
そしてウォロという、同じく神の力を我が物にする野心をもった人間にコンタクトを取り、もののけプレートを授けて共謀。
彼にディアルガ・パルキアの情報を与え、代わりに彼のサポートを受ける事で時空の裂け目を作り出してキングたちを暴走させる。つまり、ウォロと並ぶ本作の黒幕であったということになる。
やがてプレートが揃い、間もなくアルセウスの元へ行けるというところでウォロが敗れてしまい、自ら姿を現して主人公の前に立ちはだかる。
「いいえ……まだ終わりではありません!!」
「感じませんか?心胆を寒からしめる異様な気配を!」
「ギラティナ 打破せよ!」
ギラティナ戦
ウォロの言葉通り打破されてしまった者は多いだろう。なぜならウォロ戦を終えても回復ができない連戦となる上、この時に戦うギラティナにはオヤブンと同様のバフがかかっている。それだけならばよかったが、なんと一度倒してもフォルムチェンジをして全回復。つまり三連戦となるのだ。ポケモンの数で数えれば、怒涛の八連戦。
専用技の「シャドーダイブ」も溜め技という概念がない今作では1ターンで即座に攻撃する技になっており、しかも命中すると煙幕状態(回避率上昇)を展開するという追加効果となっている。
さらにオリジンフォルムになると性能(と演出)が変化し、命中率が80%に低下するのと引き換えに威力が100から120に増大する。
また、それ以外の技範囲も非常に広く、ストーリー中で手に入る伝説全員に対して、効果抜群を取って来ると言うえげつなさ。
そもそも、前座のウォロ戦からして普通に強い。本作はその戦闘の仕様上、従来の作品と異なり「火力とすばやさが高いポケモンで上から相手を倒し、反撃させない」と言う戦術が不可能になっている。相手のポケモンを1体倒す→自分のポケモンの弱点を突けるポケモンが新たに出て来て、こちらが対応する前に即座に倒されると言う事が多い。
そのため、6匹のポケモンを連れているウォロとの戦いでは、負けはせずとも、少なくない数のポケモンがひんしになっている可能性が高い。その上で、連戦でのコレである。
その強さたるや、かがやきさまを越えたとも言われ、多くの歴戦のポケモントレーナーにトラウマを植え付けた。とはいえギラティナの登場シーンやフォルムチェンジする際の演出、そしてBGMのクオリティは絶望感とともに興奮を煽る素晴らしいものとなっており、それらは多くの評価を得ている。
なお、簡単な攻略法としては、「クレセリアで受けてシャドーダイブのPPを使い切らせる」と言うのが有力。今作のクレセリアは、効果抜群シャドーダイブをも受けきれるその耐久力と、自己再生に状態異常回復と回避率アップがついてくる新専用技「みかづきのいのり」が非常に強力。シャドーダイブに対してみかづきのいのりを連発し続ければ、ギラティナを息切れさせる事が出来る。
いざとなれば、げんきのかけらを大量に持ち込んでの力技と言うのも一つの手。
勝利後
そんな恐ろしいまでのギラティナを何とか打倒すると・・・なんとまさかの逃亡。それはもう脱兎の如く。
創造主への叛逆どころか、そこらにいるポケモンを操るだけのただの人間に敗れてしまったがためにすっかり心が折れたようだ。これにはウォロも「ふがいのない」と罵倒を漏らしたほど。
戻りの洞窟に潜伏していたところへまたもや主人公が現れ、抵抗も虚しく捕獲されて心を改めた様子。創造神への反骨精神を捨て、これからはヒスイ地方を護る事に決めたようだ。
それが遠い未来に於いて引き起こされる、ギンガ団のボスの凶行を止める事に繋がった…のかもしれない。
ちなみに、LEGENDSではポケモンに持ち物を持たせるシステムが廃止されており、たいせつなものカテゴリである「だいはっきんだま」を使ってアナザーとオリジンを切り替える。
入手方法はギラティナを捕獲する際にギラティナから入手できるというもの。ウォロ戦でのフォルムチェンジもこれによるものかもしれない。