概要
ゲーム・アニメ『ライザのアトリエ』シリーズの登場人物、ライザリン・シュタウトとクラウディア・バレンツのカップリング。
ライザが幼馴染のタオ・モンガルテンとレント・マルスリンクと共にクーケン島の外の島を探検していた時、クーケン島を訪れようとしてた商人の娘クラウディアと出会い、そこから2人はシリーズ毎に旅を重ねていく。
ここから先はネタバレが含まれているので未プレイの人は閲覧注意!!
続編の『ライザのアトリエ2』では、3年間会えなかった事で明確にクラウディアのライザに対しての独占欲が高まっている(しかも初登場時は一度ライザを発見していたものの、本人としっかり確認をしないまま終わっており、会えない寂しさからか「ライザ、元気にしてるかなぁ?」と呟いていた)
本格的に再会した際には少し遠くからライザの名前をしっかりと聞き取り、明確に彼女と分かった際には感極まった仕草をした後、クラウディアの方からライザに向かって走って抱き付いたりと再会までの時点で重い描写がチラホラある。
そもそも、加入の理由の1つにクリフォードの噂を耳にしており、彼がライザに危害を及ぼさないかを監視する目的があったりする。
互いに手紙でのやり取りは行なっていたが、ライザからの手紙は大事に保管している事がクラウディアのキャライベントで明かされた。
また、クラウディアの方もライザに手紙を送っているのだが、『2』の時点で重ねるとかなりの分厚さになる(ゲーム中の分厚い本より分厚い)位送っており、クラウディア自身ですら流石に手紙の多さに引いていた。
『ライザのアトリエ3』では前作のイベントが正史扱いされている様で、『2』のサブイベントでライザから貰ったお揃いのメモリアブレスレットをデフォルトで肌身離さず着けている(キャラクター紹介やゲーム内のイベントのイラストで確認可能)上に、(たった1年で)送った手紙の厚みが更に増している(パッと見る限り「倍以上」に分厚い)。そしてまた自身でも少し引いていた。
また、既にライザから「特別」と伝えられている事もあってか精神面では落ち着いており、嫉妬等は一切見られないが、ライザの為に緊急連絡用の早馬が用意されていたり、ライザから連絡が来た瞬間に即ライザの元に駆け付けたりとやはり明確に愛が重い描写はチラホラ見られる。
そして、『2』と『3』では既に少なくとも異性と結婚する気が殆ど無い事も明かされている(『2』ではライザにクラウディアに彼氏が出来たと勘違いされた際には珍しくライザに本気で否定し、ライザに「可愛い」と言った上で異性へ注意する様に何度も促したり、『3』では縁談を持ち掛けられた際には断っている)。
『1』と『2』の間を描いた『レスレリアーナのアトリエ』でもレスナ・シュテルネンリヒト達の前で無自覚に惚気ていたり、同時期にヴァレリアとハイディのやり取りに憧れてライザに「相棒」と呼んで貰う事を妄想(しかも、妄想の際にゲームやアニメでも見た事無いかなり惚気た顔になっている)する4コマ漫画も掲載された。
原作的にもぶっちゃけこの組み合わせは実質的な公認になりつつあり、ゲームの特典のイラスト等では主人公のライザは勿論の事、ライザ以外のキャラはクラウディアの採用率がブッチギリ(しかもライザとのコンビ率も多い)で多い。また、イラストによってはどうやっても付き合っている様にしか見えないモノも少なくない。
キャストからも事実上の公認で、ライザ役ののぐちゆり氏もクラウディア役の大和田仁美氏も「クラウディアの愛が重い」、「愛の重量感が凄い」、「ライザとクラウディアの関係は行き着いた所のさらに上があり、親友という枠を越えている」とコメントする程。また、大和田氏は今後やって欲しいストーリーを考えた際、「クラウディアが捕らわれてライザが助けに来る」シチュエーションを想像した。
作品に関わっていない人ですらライザとクラウディアの関係を聞いただけでも「そう言う関係」と解釈してしまうレベルで、短編アニメーションを作れるツールの紹介動画で作品に出演していない福原綾香氏が『ライザのアトリエ』のサンプルシナリオを読んだ際に「デートの前の準備の奴」とクラウディアの尊さに悶えていた。
アニメ版では初対面時こそクラウディアが人見知り気味で視線を彷徨わせていたが、その後は急速に距離を縮め、劇中で何度かハグするシーンが見られた(ライザからとクラウディアからの両方あり)。
また、ゲーム・アニメ共に特にライザと付き合いが長いレントやタオ達が居るにも拘わらず、クラウディアがライザの次に最優先される扱いを受けており、キャラ紹介やキャストクレジット・ゲーム内のキャラの順番等で、クラウディアは殆ど2番目になっている(ゲームでは2番目に仲間にはならずとも、クラウディアが加入した時点で順番がライザの次になる)。
アニメの公式Xで行われたドレスウィークや水着ウィーク等、季節衣装の公開でも、クラウディアとライザの2人のイラストが投稿されている他、OPの限定版ジャケットにはライザとクラウディアが対になる様に描かれており、PVにはライザとクラウディアをイメージしたキャラクターが登場(コレはラジオで「そう思って貰って構わない」とアーティストが明言している)していたりとゲーム・アニメ共にライザ以外のキャラではクラウディアの扱いはもはや別格と言える領域にある。
これらの影響やライザの少年漫画の主人公に近い性格、作中ではほぼクラウディア以外にマトモに女性として意識されていない(クラウディア以外では初対面時にタオに想いを寄せるパトリツィアに警戒された程度)事が多く、そもそもライザに恋愛的なアプローチをしてるのが作中でクラウディア只1人だけ(その為、ファンからは「クラウディアのライザを見る目orライザへ向ける視線だけ明らかに違う」と言われる事が多い)である上に、ボオスを始めとしたライザともしかしたら結ばれる可能性が考えられたキャラ達は見事に尽くフラグを圧し折った等々、「ライザが主人公(ヒーロー的ポジション)でヒロインがクラウディア」、「(クラウディアは)ライザのメインヒロイン(嫁・正妻等)」とファンからは評される事が多い。
余談
- ライザ役ののぐちゆり氏とクラウディア役の大和田仁美氏は事務所の同期でありプライベートでも親交のある親友でもあるので、リアルライクラに近い。