曖昧さ回避
- ライザのアトリエの登場人物、ライザリン・シュタウトとクラウディア・バレンツのカップリング。本項にて扱う。
- 合成繊維の一種。伸縮性に優れる素材。
概要
ゲーム・アニメ『ライザのアトリエ』シリーズの登場人物、ライザリン・シュタウトとクラウディア・バレンツのカップリング。
ライザが幼馴染のタオ・モンガルテンとレント・マルスリンクと共にクーケン島の外の島を探検していた時、クーケン島を訪れようとしてた商人の娘クラウディアと出会い、そこから2人はシリーズ毎に旅を重ねて行く。
ここから先はネタバレが含まれているので未プレイの人は閲覧注意!!
後述の詳細にあるが、特にクラウディアの方が顕著で、「クラウディアの好きな人は?」と聞かれても男性キャラを挙げるはまず居らず、真っ先に「ライザ」と挙げられてしまう位にはライザを想っている。ライザの方も、男性キャラと良い雰囲気になる事はあったが、後述の結末もあってか同じく、「ライザの好きな人は?」と聞かれたら「クラウディア」と挙げられる位にはクラウディアを特別に想っている。
一応、「友情」とは言われているが、傍から見たらどう見ても付き合っている関係にしか見えないし、原作的にもぶっちゃけこの組み合わせは実質的な公認になりつつあり、ゲームの特典のイラスト等では主人公のライザは勿論の事、ライザ以外のキャラはクラウディアの採用率がブッチギリ(しかもライザとのコンビ率も高い)で多い。また、イラストもモノによっては明らかに付き合っている様にしか見えないイラストやクラウディアがライザを意識している様にしか見えないイラストもある。
しかも、インターネットの検索でライザとクラウディアの名前を入力すると候補で「愛」、「重い」、「結婚」等と出る。
『ライザのアトリエ』
『1』では上記の出会いの後、かなり早いペースでライザ達と交流を深め、次第にライザの冒険に付いて行きたいと思う様になり、動向を申し出る。この願いに関しては島では「悪ガキ」と言われていたライザも流石に躊躇ったが、本気で願っているクラウディアの表情には勝てず、ルベルトに同行を申し出る。当然ながらルベルトには反対されるが、普段ルベルトがクラウディアに言い聞かせていた事が仇となり、クラウディアは自分が見極めたライザの力を試す様に促す。複数の課題を提示し、紆余曲折がありつつも全て合格と認めた為、ルベルトはライザを信用してクラウディアを託す事になった(この際、力を試す課題は複数あったが最初の時点で「友人」としては既に合格と判定していた)。
加入後、クラウディアに話し掛けた際に、ライザに好きな人が居るかを聞いたのに自分は「ヒミツ」と答えたり、クラウディアのステータス開放のクエストが出るのだが、クエストの内容が高確率でライザに話し掛けている。
追加シナリオであるライザの衣装「ディヴェルの抱擁」 とクラウディアの衣装「ノクターンの愛瞳」の話では「ディヴェルの抱擁」を着たライザを「可愛い」と思い、ペアルックっぽい事をクラウディアが喜ぶ一方で、レントやタオには「ライザにそういう服は似合わないと思う」、「お前が着てると違和感が先に出る」と雑な扱い(酷い話だが、ライザにはコレが平常運転である)を受けるが、ソレに対してクラウディアは珍しくレントとタオに本気で怒った(その後直ぐ謝ったが)。その後、ライザと2人きりになった際、クラウディアは自身の境遇から「友達」に憧れている事をライザに打ち明け、「手を繋ぐ」事を願い出る。そして、「今日だけの思い出」になってしまうかを不安がるクラウディアにライザは「次は、あたしが会いに行く」と宣言し、クラウディアも期待を込めて「ずっと待ってる」と伝える。友達が出来ない環境から「旅が嫌い」と思う事があったクラウディアは、ライザが会いに来ると約束してくれた事、素敵な出会いをくれた旅に感謝し、旅を少し好きになった。しかし、ライザが会いに来る事を楽しみにし過ぎて即クーケン島を離れようかと冗談を言ってしまった。
そして、終盤では全員がそれぞれの道を歩むと決めた際、クラウディアはライザと「二人旅」をしたいとサラッと言って(その直後、ライザは皆も拾って行こうと鈍感発言をしてしまったが)おり、(実際この時点でライザはルベルトから全面的に信頼を得ているので問題無いだろうが)ルベルトも認めてくれるだろうと自信を持っていた。
等々、クラウディアに関しては『1』の時点で既にライザに対しての愛の重さの片鱗が見られるが、この時点ではまだ「ライザを誰よりも好きな女の子の友達」レベルだった。
『レスレリアーナのアトリエ』
恐らく、1番「クラウディアの愛が重くなった」と言われている後述の『2』に匹敵する程、クラウディアのライザへの愛が顕著になっている作品。と言うかぶっちゃけ外見こそ『1』だが、性格面等は明らかに『2』(2024年からは弓の技も使用する様になった)で、ソーシャルゲーム故にサブストーリーが多少なりとも自由に描けるので、特に4コマ漫画に登場すると高確率でライザへの色欲がかなり爆発している。
ストーリーが公開された時期は1番後だが、『1』と『2』の間を描いた本作でもレスナ・シュテルネンリヒト達の前で(ライザ的にはそんなつもりは全く無いだろうが)ライザに「運命の出会い」と言われた際には頬を染めて「そうかも」と認めたりと無自覚に惚気ている。また、同時期にヴァレリアとハイディのやり取りに憧れてライザに「相棒」と呼んで貰う事を妄想(しかも、妄想の際にゲームやアニメでも見た事無いかなり惚気た顔になっている)する4コマ漫画も掲載された。しかし、ゲーム的にはクラウディアの属性は氷属性でライザは火属性なので現状では能力的に噛み合わないのが悲しい所だが、その内キャラ指定の能力アップとかが実装されるかもしれないのでその時を気長に待とう。
その後の2023年11月末には、イベントの一環として「ライザ祭」が開催され、その内の1つ、「忘却の賢者と秘密の楽園」ではアンペルの衣装を着たライザ達が記憶喪失となったアンペルの記憶を取り戻そうと模索するストーリーの中で、クラウディアと恋人繋ぎをするスチルがあった。もう1つの「星降る夜の贈りもの」では珍しくライザの方がクラウディアと離れる事を惜しみ、クリスマスプレゼントとして再会の気持ちを込めたお揃いのペンダントをクラウディアにプレゼントしている。
2024年4月末からは、浴衣衣装のクラウディアが登場。念願のライザのサポートもしっかりと可能になった。また、ゲーム内では「お祭りの特別な衣装をライザとお揃いで着たい」と、4コマ漫画では浴衣を用意した際に、内心で「次はライザと温泉に行きたい」と思った矢先、ライザへの衝動が抑えられなくなり、温泉旅行をそっちのけてライザに浴衣姿を見せに行こうとしている(漫画のサブタイトルは「抑えきれない衝動」である)。
2024年夏の水着イベント「アトリエサマー2024」のストーリー上では、疲れたライザがクラウディアに寄り添って寝た際に、クラウディアが一目で分かる位に赤面したり、思い出スチルではライザとクラウディアが寄り合っている姿をレスナが遠くから「尊い」と頬を染めて見惚れていた。また、恒例の4コマ漫画ではかき氷を食べて頭痛を我慢しているライザに対して、「何処かで休む?」とは聞かずに第一声が「膝枕しようか!?」だったりと今回もライザへの意識や愛は非常に濃かった。
『ライザのアトリエ2』
本作では、3年間会えなかった事で明確にクラウディアの「ライザ個人に対しての執着」が芽生えている(しかも初登場時は一度ライザを発見していたが、本人としっかり確認をしないまま終わっており、会えない寂しさからか「ライザ、元気にしてるかなぁ?」と呟いていた)。無論、他の友人・知人との関係も大事にしているのだが、クラウディアの中では明らかにライザ個人が特別になっている。
本格的に再会した際には少し遠くからライザの名前をハッキリと聞き取って立ち止まり、明確に彼女と分かった際には感極まった仕草をした後、クラウディアの方からライザに向かって走って抱き付いたりと再会までの時点で重い描写がチラホラある。
そして、加入前のイベントではライザの為に錬金術の本をずっと持ち続けていた事も描写され、そもそも今回の冒険への加入理由の1つとしてクリフォードの噂を耳にしており、彼がライザに危害を及ぼさないかを監視する目的があったりする。
また、互いに手紙でのやり取りは行なっていたが、ライザはクラウディアから届いた手紙は大事に保管している事がクラウディアのキャライベントで明かされた。只、クラウディアから送られた手紙は『2』の時点で重ねるとかなりの分厚さになる(ゲーム中の近くにある辞書的な分厚い本より分厚い)位送っており、クラウディア自身も流石に手紙の多さに少し引いていた。
そして、ライザが異性と仲良くしてても何とも思わないのに、同性のパティと仲良くしていると嫉妬して自己嫌悪しており、折角再会したのにまた離れる不安が募り、中盤〜終盤では遂にライザに明確な独占欲をぶつけてしまうが、ライザはクラウディアの気持ちに向き合う為に、お揃いの「メモリアブレスレット」をクラウディアにプレゼントする。ライザの気持ちを知ったクラウディアはメモリアブレスレットを「宝物」にすると告げ、不安は完全に払拭される。その後のシナリオでは女性陣で集まった際、パティからは「ライザとクラウディアの2人だけの世界」になっている様に見えたらしいが本人は「悪い気はしない」との事。尚、このメモリアブレスレット、ゲーム的にも本当にライザとクラウディアの専用(しかも武器以外で唯一の専用装備)になっており、2人の関係が特別である事が伝わる仕様になっている。因みにこのシーン、のぐち氏が確認した際、個人的に「クラウディア凄い…私に受け止め切れるかしら…」と思ったらしい。
オマケに、ゲーム内のクラウディアの衣装にライザをイメージした「ライザリンカラー」まで用意されており、パーティメンバーを意識した衣装はコレが唯一。
もう察しは付いているだろうが、「ライザ、もうクラウディアと付き合えよ」、「ライザ(クラウディア)、クラウディア(ライザ)と結婚しろ」、「クラウディア=ライザにだけガチ百合orライザガチ恋勢」とか言われる事が増えたのは恐らくこの時期で、特にクラウディア側の愛の重さが原因。上記の独占欲等から、ちょっとしたヤンデレの片鱗が見えているが、流石に危険な段階には陥っていない。
キャストからも事実上の公認で、コレ以降はライザ役ののぐちゆり氏もクラウディア役の大和田仁美氏も「3年の月日で“ライザへの”愛が重くなっていた」、「愛、重過ぎて」、「愛の重量感が凄い」、「ライザとクラウディアの関係は行き着いた所のさらに上があり、親友という枠を越えている」等とコメントしている。特に演じた大和田氏自身が『2』の収録が終わった時点でクラウディアのライザへの感情を「愛」と感じているレベルなので尚更である。また、大和田氏は今後やって欲しいストーリーを考えた際、「クラウディアが捕らわれてライザが助けに来る」シチュエーションを考案した事もある。
作品に関わっていない人ですらライザとクラウディアの関係を聞いただけでも「そう言う関係」と解釈してしまうレベルで、短編アニメーションを作れるツールの紹介動画で作品に出演していない福原綾香氏が『ライザのアトリエ』のサンプルシナリオを読んだ際に「デートの前の準備の奴」とクラウディアの尊さに悶えていた。
『ライザのアトリエ3』
本作では上記のイベントが正史扱いされている様で、上記のライザから貰ったお揃いのメモリアブレスレットをデフォルトで肌身離さず着けている(キャラクター紹介やゲーム内のイベントのイラストで確認可能で、メモリアブレスレットは「制作陣の拘りポイント」でもあるらしい)上に、たった1年で送った手紙の厚みがパッと見でも「倍以上」に増している(今度は実際に目にしたレントとタオも引いており、また自身でも少し引いていた)。
また、既にライザから「特別」と伝えられている事もあってか精神面では落ち着いており、嫉妬等は殆ど見られない(嫉妬と言っても上記の『2』みたいな重い嫉妬では無く、ライザ達の思い出話に自分が居なかった事へのジェラシーである)。『1』ではバレンツ邸だった建物はバレンツ商館となって手紙の受け渡し窓口等になっているのだが、『3』開始までは実質ライザ専用の手紙の受け渡し窓口になっており、ライザの為に緊急連絡用の早馬が用意されていたり、ライザから連絡が来た瞬間に仕事を済ませて早急にライザの元に駆け付けたり、加入後もライザに一緒に出掛けないかとおねだりしたりその準備も異様に早い、OPムービーや作中のイベントでは他のメンバーが景色等を見ている中でクラウディアだけはライザを見つめている等、やはり明確に愛が重い描写はチラホラ見られる(特に公式サイトのクラウディアの紹介ページの台詞がかなり重いと言われている)。作中のライザとのやり取りやライザの的確なサポートっぷりはファンからは「完全に嫁or正妻の貫禄」と呼ばれたりする。
そして、『2』と『3』では既に少なくとも異性と交際や結婚をする気が殆ど無い事も明かされており、『2』ではライザが「クラウディアに彼氏が出来た」と勘違いした際には彼氏が出来たと思われた方が嫌だったのか基本ライザの意見等を一切否定しないクラウディアが珍しくライザに本気で否定(しかも、全作品を通してこのシーンが唯一)しており、その後サラッと「ライザは可愛いんだから」と言いながら良い人でも簡単に付いて行かない様に何度も注意(この際、どちらの場面でもクラウディアの圧にたじたじになっており、内心で「クラウディアの前では形無し」と呟いていた)を促しており、『3』では縁談を持ち掛けられた際には本人曰く断っているとの事(オマケに錬金術に対して結構意味深な台詞もある)。
その他
アニメ版では初対面時こそクラウディアが人見知り気味で視線を彷徨わせていたが、その後は急速に距離を縮め、劇中で何度かハグするシーンが見られた(ライザからとクラウディアからの両方あるが、最終的にクラウディアからライザに抱き付く事が多い)。
また、ゲーム・アニメ共に特にライザと付き合いが長いレントやタオが居るにも拘わらず、クラウディアがライザの次に最優先される扱いを受けており、キャラ紹介やキャストクレジット・ゲーム内のキャラの順番等で、クラウディアは殆ど「2番目」になっている(ゲームでは3作全てでタオが真っ先に加入し、2番目に仲間にならずともクラウディアが加入した時点でキャラの順番がライザの次になる事が多い)。
アニメの公式Xで行われたドレスウィークや水着ウィーク等、季節衣装の公開でも、クラウディアとライザの2人のイラストが投稿されている他、OPの限定版ジャケットにはライザとクラウディアが対になる様に描かれており、PVにはライザとクラウディアをイメージしたキャラクターが登場(コレはラジオで「そう思って貰って構わない」とアーティストが明言している)していたり、キャラソンはライザとクラウディアのみである上に2人のデュエット曲まであったりとゲーム・アニメ共にライザ以外のキャラではクラウディアの扱いはもはや別格と言える領域にある。
これらの影響やライザの少年漫画の主人公に近い性格、作中ではほぼクラウディア以外にマトモに女性として意識されていない(クラウディア以外では初対面時にタオに想いを寄せるパティに恋敵と勘違いされて警戒された程度)事が多く、そもそもライザに恋愛的な意識をしているのもアプローチをしてるのも作中でクラウディア只1人だけ(その為、ファンからは「クラウディアのライザを見る目orライザへ向ける視線だけ明らかに違う」と言われる事が多い)である上に、ボオスを始めとしたライザともしかしたら結ばれる可能性が考えられたキャラ達は見事に全員フラグを尽く圧し折った等々、「ライザが主人公(ヒーロー的ポジション)でヒロインがクラウディア」、「(クラウディアは)ライザのメインヒロイン(彼女・恋人・嫁・正妻等)」とファンからは評される事が多い。
また、そのクラウディアの愛の重さから、ファンからは『リディー&スールのアトリエ』時代のプラフタとフィリスと同類の扱い(ソフィーに手を出そうとする輩に並々ならぬ敵意を向ける等)をされる事があり、その上でゲームのフォトモードではクラウディアがライザに重い愛情表現をぶつけるか、ライザと仲の良い人物に嫉妬する(フォトによってヤンデレ具合は異なる)写真を撮影される事もしばしば(どちらかと言えばライザに愛情をぶつけるフォトの方が多い)。
余談
- ライザ役ののぐちゆり氏とクラウディア役の大和田仁美氏は事務所の同期であり、プライベートでも親交のある親友でもあるので、リアルライクラに近い。
