概要
アーキ坊やから始まったAC世界の企業のマスコットを創造するブームは白熱化の一途を見せている。
正統派着ぐるみマスコットのアーキ坊や、やっつけ感漂う残念系ゆるキャラのベイ太郎、樹大枝細の体現者大豊娘娘、本編には存在しないはずのそれらは、あたかも存在するかのように多数のファンアートが描かれた。
…しかし、まだ"何か"が足りない。
そこへ動きを見せたのは、アーキバス傘下の星外企業『シュナイダー』であった。
空力特性の研究において先進を切る同社の看板製品は、運動性能を重視した軽量二脚AC『ナハトライアー』
そのフルフレームのネームドACとは何を隠そう、我らが戦友ラスティの愛機『スティールヘイズ』
鋭角でヒロイックなビジュアル、空戦に特化したアクロバティックなバトルスタイル、愛用するネームドキャラクターは「細胞の一片までイケメン」と評される程の好漢。
これらの要素から編み出されたのは、ズバリ「ヒーロー」である。
「かわいい」や「萌え」とはまた違うアプローチの「カッコいいマスコットヒーロー」はシュナイダー社の専門分野のイメージ的にもピッタリであり、これもまた自ずと傭兵達に迎え入れられた。
語感が似ているからか、専ら地獄からの使者の口上を真似たセリフが多い。
中の人ことスーツアクターはラスティが務めており、ノリノリで役になりきる彼を幻視するレイヴンも多数いるとか。