演:秋山奈々
人物
猛士の一員で、イブキ/仮面ライダー威吹鬼の弟子として活躍する少女。15歳。
専用の鬼笛を持ち、ディスクアニマルを使用する。
安達明日夢とは同級生。
変身体
四十之巻にて初登場した、あきらが変身した姿。
正式な鬼ではないので「あきら変身体(あるいは態)」と呼ばれる(当初は特に名前は決められておらずファンからの通称であったが、ブットバソウルにて公式の名称となった)。
腰の装備体(ベルト)には練習用の音撃鳴が装備されているが特に使われる事はなかった。
威吹鬼らに加勢する形でコダマに立ち向かうが、これまで戦闘経験と呼べるものがほとんどなかった上に音撃管のような音撃武器も一切持っていなかった事が災いしてほとんど何も出来ずに返り討ちにあい、更には気絶して変身解除してしまった。
四十一之巻にてあきらはイブキの弟子を辞めてしまう為、以後変身する事はなくたった一度限りの登場となった(話数的には四十之巻と四十一之巻冒頭の二回登場)。
映像では四十一之巻を足しても1分も出ていない上にはっきりと映っているシーンはほぼなくしばらくどんな姿をしているかは不明であったが、数年後に発売された雑誌により全体像が公表された。
一言でいえば胸の装甲がなく装備帯が異なる以外は仮面ライダー弾鬼と全く同じ姿であり、スーツ的にもおそらく弾鬼の物をそのまんま流用している。
単なるパーツのつけ外しで変更できる範囲なので改造と呼べる程にも手を加えられておらず、上記した通り本編映像でははっきり映るシーンがない事からぶっちゃけ出した当初は明確に姿を映す事を想定していなかった(有り物で誤魔化した)可能性が高い。
それを裏付けるように仮面ライダー図鑑にも下記の天鬼とは別にページがあるものの写真はなく、CSMライダーカードEXTRAでも京介変身体と天鬼がカード化される一方であきら変身体は収録されていない(京介変身体を流用したアスム変身体のカードもないがこちらはアスム=リマジ響鬼扱いだからだろう)。
発表以前にファン達によって描かれた想像図では威吹鬼に近い姿をしている物が多く、これは後にアキラが変身した仮面ライダー天鬼として実現する事となった。
アキラ
アキラ(仮面ライダーディケイド)を参照。
余談
2023年の『週刊プレイボーイ』におけるあきら役の秋山のインタビューで、「当初はイブキの弟子は男性を想定していたものの、秋山氏がキャスティングされたことから女性になった」と述べられた。
しかし、プロデューサーの高寺が脚本担当の大石に確認したところ、「イブキに元々弟子の設定はなく、主人公のGF役オーディションに現れた秋山に役を作るべく、あきらを設定した」というのが真相であることが、高寺と秋山のやり取りで判明した。
本編終了後は鬼の道を諦めて福祉の道を行くのだが、秋山氏は「何年かして成長したら戻ってくる」「今は明日夢や京介と共に鬼になって戦い、猛士に入ったひとみのサポートを受け、ヒビキさんやイブキさんは先輩として一緒に戦っている」と考えている。
演じた秋山氏は後年コスプレイヤーとして活動しているが、2019年に開催された「コミックマーケット96」では秋山氏本人によるあきらのコスプレがなされた。コスプレというかただのあきら本人である。(類似例)