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演:秋山奈々


概要編集

猛士の一員で、イブキ/仮面ライダー威吹鬼の弟子として活躍する15歳の少女。

一人称は「私」、二人称は「〇〇さん」または「〇〇君」。

ヒビキイブキからは呼び捨て、トドロキ日菜佳からは「あきら君」、響鬼の弟子コンビは「天美さん」(ひとみも当初はこの呼び方だったが「あきらちゃん」に改められた)と呼ばれる。



人物編集

2年の修行を経て現在は鬼の資格を得る一歩前の「序の六段」に位置しており、主に炊事や特訓用ディスクアニマルの指揮、報告書の作成などの威吹鬼の補佐を務める。

そのため専用の鬼笛を持っているが、まだまだ未熟である為に自己防衛や威吹鬼への支援にはディスクアニマルを使用する。


責任が強い反面、自己投影してしまうのが悪い癖らしく、当初はつっけんどんな一面も見られたが、物語が進むにつれてそうした面は鳴りを潜めていく。


劇場版では彼女にそっくりな生贄の少女「鈴」が登場したがあくまでも別人である。


経歴編集

実は秋田にある鬼の名門「天美家」の出身であり、7年前に両親が魔化魍に殺されて以降は和泉家が後見人となる。普段は広尾のマンション(※1)に住んでいるという。

ヒビキに会いに来たものの、山中で迷ってしまいイブキに保護された安達明日夢に対しては鬼でもない彼が魔化魍のテリトリーを彷徨いていた事に対してキツイ態度を取ってしまうが、響鬼の計らいで和解する。


晴れて都立城南高等学校に受かった彼女は早退や欠席が多く、普通の高校生活を送る事に難儀しており、明日夢からノートを借りる、共に甘味処「たちばな」を手伝うなどして持田ひとみたちとも交流を深めていく。


弟子になる以前にはイブキから憎しみを捨てるように諭されるも両親の仇である魔化魍への復讐心だけは克服することはできず、イブキ自身との境遇の違いもあって徐々にすれ違いが生じていく。

イブキの判断によってザンキに預けられるが、折しも魔化魍への復讐心からザンキに重傷を負わせて猛士を追放されたシュキに邂逅、一時的に弟子となる。

しかし、そのシュキもノツゴとの戦いで死亡し、復讐心に囚われた者の末路を見せつけられる事となり、その後のイブキとの対話を経て鬼への道を進むか、諦めるかの決断を迫られる。


その間、響鬼への弟子入りを志願する明日夢と京介に対しては一時的に師匠となり、数回に渡るコダマとの戦いでは一時的に変身体となったり、音撃弦・烈雷でコダマの本体を攻撃する活躍を見せる。

これを期にイブキに本心を打ち明けた上で明日夢と京介が響鬼の弟子になる為の後押しを行った。


以降は通常の高校生活を送るようになり、明日夢と訪れたパネルシアターでの経験から福祉関係の道を志すようになった。


変身体編集

四十之巻にて初登場した、あきらが変身した姿。

正式な鬼ではないので「あきら変身体(あるいは態)」と呼ばれる(当初は特に名前は決められておらずファンからの通称であったが、ブットバソウルにて公式の名称となった)。

腰の装備体(ベルト)には練習用の音撃鳴が装備されているが特に使われる事はなかった。

威吹鬼らに加勢する形でコダマに立ち向かうが、これまで戦闘経験と呼べるものがほとんどなかった上に音撃管のような音撃武器も一切持っていなかった事が災いしてほとんど何も出来ずに返り討ちにあい、更には気絶して変身解除してしまった。

四十一之巻にてあきらはイブキの弟子を辞めてしまう為、以後変身する事はなくたった一度限りの登場となった(話数的には四十之巻と四十一之巻冒頭の二回登場)。


映像では四十一之巻を足しても1分も出ていない上にはっきりと映っているシーンはほぼなく、しばらくどんな姿をしているかは不明であったが、数年後に発売された雑誌により全体像が公表された。

一言でいえば胸の装甲がなく装備帯が異なる以外は仮面ライダー弾鬼と全く同じ姿であり、スーツ的にもおそらく弾鬼の物をそのまんま流用している。

単なるパーツのつけ外しで変更できる範囲なので改造と呼べる程にも手を加えられておらず、上記した通り本編映像でははっきり映るシーンがない事からぶっちゃけ出した当初は明確に姿を映す事を想定していなかった(有り物で誤魔化した)可能性が高い

それを裏付けるように仮面ライダー図鑑にも下記の天鬼とは別にページがあるものの写真はなく、CSMライダーカードEXTRAでも京介変身体と天鬼がカード化される一方であきら変身体は収録されていない(京介変身体を流用したアスム変身体のカードもないがこちらはアスム=リマジ響鬼扱いだからだろう)。


発表以前にファン達によって描かれた想像図では威吹鬼に近い姿をしている物が多く、これは後にアキラが変身した仮面ライダー天鬼として実現する事となった。

あきら変身体


アキラ編集

アキラ(仮面ライダーディケイド)を参照。


余談編集

2023年の『週刊プレイボーイ』におけるあきら役の秋山のインタビューで、「当初はイブキの弟子は男性を想定していたものの、秋山氏がキャスティングされたことから女性になった」と述べられた。

しかし、プロデューサーの髙寺成紀氏が脚本担当の大石真司氏に確認したところ、「イブキに元々弟子の設定はなく、主人公のGF役オーディションに現れた秋山に役を作るべく、あきらを設定した」というのが真相であることが判明した。

また、モチーフは『おジャ魔女どれみ』の瀬川おんぷだったとのこと。


本編終了後は鬼の道を諦めて福祉の道を行くのだが、秋山氏は「何年かして成長したら戻ってくる」「今は明日夢京介と共に鬼になって戦い、猛士に入ったひとみのサポートを受け、ヒビキさんやイブキさんは先輩として一緒に戦っている」と考えている。


演じた秋山氏は後年コスプレイヤーとして活動しているが、2019年に開催された「コミックマーケット96」では秋山氏本人によるあきらのコスプレがなされた。コスプレというかただのあきら本人である。(類似)


脚注編集

(※1)イブキの隣室に住んでいるという設定らしい。参考までにイブキの住所は「〒150-0013 東京都渋谷区広尾6-5-1 グランマルニエ広尾102」。


関連タグ編集

仮面ライダー響鬼 イブキ(仮面ライダー響鬼)

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