- 様々なベクトルでぶっとんだ行為を見せ、この先生はやばいと認定された先生に付けられることのあるタグ。
- その強烈すぎるキャラクターと個性により圧倒的な存在感を放ち、毎度のように本タグを付けられるようになっていたpixivユーザーの絵師・比宮じょーず氏の描く「先生」を指すタグ。(ある意味本タグの1.の扱いの元凶)
タグの成立過程の関係上、本稿では2.を中心に扱うものとする。
概要(ゲマトリア)
二次創作先生の一人で、基本的には青いネクタイと黒いシャツを身に着けている。目は描かれない。
ごく初期は紳士然としたよくいるオリジナルの先生と思われていたはずだった。
その一方で早々にセクハラを中心とした奇行と異様に伸びがちな顎が目立つようになり、比宮じょーず氏の描く先生といえば顎長というイメージがじわじわ定着することになる。
しかしその異常...もとい変化はほんの序の口に過ぎず、描かれる回数が増えるにつれて欲望のままにエキセントリックに暴走することがさらに目立つようになる。同時に漫画的表現の一言で納めるには些か無理がありそうなレベルの「変形」を度々披露するように。
一部を挙げただけでも...
- 顎に留まらず体のあらゆる部位が縦横無尽に変形しだす
- 体どころか自身の触れている物質まで変形し、伸びる(ネクタイは特によく伸びがち)
- 異常にクオリティの高いコスプレ(?)をシームレスに披露する
- 数多の仮面ライダーのベルトとその能力をスーツも着用せずその身に直接力を宿して自由自在に使いこなす(リンク、リンク、リンク)
- 何ならベルトの能力で人間バイクになる(リンク)
- バイクフォームでとどまることを知らず何にでも変形、もとい変身する(リンク、リンク)
- カード破産でゲマトリアになりかける(リンク、リンク)
と、ギャグ時空も置いてけぼりにする勢いの人外めいたムーブメントをかましては強烈なインパクトでこちらの腹筋を破壊しにかかることが増えだした。
それに引きずられるように暴走のレベルもエスカレートしていき、いつしか「もはやゲマトリアでは」「ゲマトリアよりゲマトリアしてる」といった声がちらほら上がりだすように。
上記のイラストに至っては「どちらがゲマトリアかわからない」といった声が散見する始末である。
結果、誰が言うまでもなく「顎長ゲマトリア」だの「ゲマ先」だの、果てはド直球に「ゲマトリア」呼ばわりされることが増え、タグとしては先生(ゲマトリア)が登録されるに至ってしまった。「顎長」は何処へ行ってしまったのか
(記事内では以下ゲマ先と表記)
とにかくツッコミ所に事欠かないゲマ先であるが、これに加えて作中で様々なパロネタ等々が仕込まれることが少なくないので漫画内はとにかく情報量が多い。
前述の通りそこそこの高頻度で様々なコスプレも披露しているのだが、この先生のことなので体ごと変質している可能性はそれなりに高そうである。というかナチュラルに変形することが珍しくもなんともない。
ゲマトリアではないにせよ化け物であるとは言ってもいいのかもしれない。
…やっぱりゲマトリアなのでは?
そんな色々とぶっとんだ先生ではあるもののブルーアーカイブの先生の例に漏れず生徒達からはしっかり慕われている様子。稀にではあるが、大人としての先生ムーブをする場面も要所要所で見られる。
やはりキヴォトスの生徒たちにとっては、先生は先生ということなのだろうか。
なおじょーず氏本人は彼を化け物と呼ぶことが多い。
女先生(ゲマトリア?)
実は比宮じょーず氏のごく初期のブルアカ絵ではゲマ先以外の先生が登場していたりする。
そのうちの一人が最初期に描かれた女先生。
ピンクの髪に白いメッシュが走っており、ゲマ先にはない青い目を持っている。
性格はブルアカ本編時空の先生を数割増しでハイテンションにしたホビー好き(クズ)先生といったところ。
ほぼ同時期に出ている顔がSの字の先生は上述の女先生と同一人物。任意でフェイスを切り替えることができるらしい。この頃から変形機構を備えるあたり、やはりゲマ先の系譜ということなのだろうか...?
もっともこの女先生は前述の通りほんの数度描かれただけで、その後はミイラ顔の先生(この先生も数度しか描かれていない)などの先生を経つつゲマ先へと出番を明け渡してどこかへフェードアウトしていってしまった。
......はずだった。
なんとエンジニア部の起こした事故によりまさかの再登場を果たしたのである。
そしてただ変身しただけかと思いきや、完全にギャグ時空に生きていたゲマ先だった頃とは打って変わりただのイケメンとしか形容のしようがない言動をするように。発言内容こそ(最初期あるいはオリジナルよろしく)割とクズ彼氏寄りだったりはするが...
性転換の一件以降は性別を自由に切り替えられるようになったのか、コマ単位で突如入れ替わってはその温度差で生徒と閲覧者の両方を困惑させることが増えている。
なお女先生になってしばらくは一向に元の姿を見せなかったため、女先生が登場してしばらくは本当に彼女(?)がゲマ先本人なのか疑うコメントが多く寄せられていたこともあった。
顎の長い余談
今でこそ比宮じょーず=ゲマ先というイメージが強く抱かれがちではあるが、Twitterのイラストとは関連が無いブルアカ同人誌やじょーず氏の参加している公式アンソロに出てくる先生はまた別の先生で基本的にはゲマ先が出てくることはない。
またゲマ先=比宮じょーずというわけでもないという点にも注意。
もっともそういった場以外ではてるてるぼうずにされたり Twitterまとめ本の背表紙を飾ったりとやりたい放題して(されて)はあちこちでその強烈な存在感を遺憾なく発揮していることもある。
コミックマーケット102用のグッズの候補として生徒かゲマ先のどちらでアクスタを作るかTwitter上でアンケートが取られた折には、約9500票中の2/3票を集めるというそこそこの大差をつけてのアクスタ化が決定し、とうとうグッズとしてデビューするまでになってしまった。(投票との関連性は不明だが、生徒からも伸びる猫を抱いたカヨコが選出されてアクキーが出された)
ビッグアクスタと言われるだけあり、サイズ感はなかなかのもの。
確固たる個性を確立しているのに加え割とはっきりしたキャラデザをしていることもあってか、「ゲマ先の」ファンアートも少なからず描かれていたりする。どこへ行ってもその異様な存在感は健在のようで、閲覧者に突っ込まれてはじょーず氏本人にも「化け物がいる」といったようなコメントを残してはやはりここでも突っ込まれるのがお約束のようになりつつある。
なお先生というにはあまりにも人外めいていることが多いからか、他のブルアカ二次創作における珍生物たちに紛れて描かれるケースもちらほら。
なおよく伸びるのがある種のお約束のひとつであるゲマ先ではあるが、顔の伸ばし具合によっては面積の多い肌色が引っかかってしまうのかそこそこの確率でシャドウバンを引き起こしてしまうらしい。実際センシティブかどうかと言われればセンシティブではあるのかもしれないが...
広がるゲマトリア
その成立経緯もあって最初期こそゲマ先専用タグのようになっていた先生(ゲマトリア)タグではあるが、ある意味直球でわかりやすいタグのイメージと語感の良さからか形容詞的に「やばい先生」に使われるケースがポツポツと見られ始め、現在では決して少なくない数のイラストに本タグが付けられるに至っている。
一部ではゲマトリアと悪友的な関係になっているような描写が見られることも。
それはそれとして本タグを付けられている先生が異形化していることが少なくないのはやはり総本家の影響があるのだろうか...
念のため
作中の「ゲマトリア」はあくまでも特定の利害の一致に基づき協力関係を結んだキヴォトス外由来の存在たちによるグループあるいはサークル名のようなものであり、特段狂気や異形の象徴として扱われているわけではない...はず。