概要
型式番号LV-ZGMF-X23S。
ライブラリアンでは珍しく、最新鋭のセカンドステージシリーズであるZGMF-X23S セイバーを再設計した改修機。もっともセイバーのデータをザフトから得られなかったことから、その設計上の原型となったのはプロトセイバーである。
主翼の位置を肩部に変更したことでMS形態における空戦能力が向上。変形時には位置が下降しており、翼の形状を変えずにより効率的に揚力を得ることができる。更にインフィニットジャスティスのファトゥム-01を参考に、MS形態時に両肩上にアムフォルタス砲身を展開したファトゥム形態が追加されている。他にも頭部センサーの強化や形状変更に加え、機体のいろいろな部分に手を加えたことでベース機よりも全面的に性能が上がっている。
他のライブラリアン製ガンダムと違って固有のストライカーパックを持っていない。
バリエーション
ヴァンセイバー改
ヴァンセイバー イライジャ専用機とも呼ばれる。
ヴァンセイバーをイライジャ・キール用に調整・改修した機体。
ヴァンセイバーは高性能だったが、可変機という事からこれまでの機体との操作性の違いや高速形態での機動性にイライジャが扱いきれないという問題が生じていた。
そこで改修を依頼されたロウ・ギュールによって、鹵獲・入手していたネブラブリッツのマガノイクタチストライカーを装備。ストライカーに搭載されていたミラージュコロイドによって飛行時の空力を制御することができるため、更に微調整を重ねたことで操作性が格段に上がった。
余談だが、「MS形態時に両肩上にアムフォルタス砲身を展開する」事自体は原型機であるセイバーのMS IN ACTION!!の作例として披露されている(これが元ネタなのだろうか)。