概要
東京都大田区池上六丁目にある東急電鉄池上線の駅(IK13)。
開業は1922年10月6日で、前身の池上電気鉄道が当駅と蒲田駅の間で開業した際に設けられた。当時は主に、駅名の由来になった日蓮宗本山「池上本門寺」への参拝客のための鉄道として運営していたのだが、時系列的に東急電鉄最古の駅の1つになっている。
2020年7月19日より橋上駅舎化され、構内踏切を廃止した。
当駅より池上本門寺を経て第二京浜(国道1号線)方向へ向かうと、都営浅草線の馬込車両検修場、および西馬込駅へ出られる。
ところで「池上」はかつては池亀と称し、この一帯は湿地帯で池が多く、この池に亀が多く住んでいたことが由来であるが、洗足池(千束池)が本門寺のふもとまであり、その周辺の村であったことから、または蓮沼(池)の上部に位置する地域であることから池上に改称したという。これとは別に、鎌倉時代の当地の領主・池上右衛門太夫宗仲に由来するとする姓氏説もある。
駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅。現在の駅舎になってから、池上本門寺のお会式で毎年10月12日の夜に行なわれる万灯練供養を実施しているときは出口専用の臨時改札が使用される。
利用状況
2022年度の1日平均乗降人員は32,969人で、池上線単独駅の中で最も多い。