トクメイ!警視庁特別会計係
とくめいけいしちょうとくべつかいけいがかり
登場人物
万町署
- 一円(演:橋本環奈)
本作の主人公。緊縮財政の一環として所轄署の経費削減の特命を背負い、本庁から専任担当者としてテストで万町署へ派遣されてきた特別会計係の警察官。
かなりの不幸体質で、警察学校の同期から「疫病神」扱いされていた。本人もかなり気にしており、開運グッズを大量に持参しており、替えの服も3着準備している。
名前は「一円」と書いて「はじめまどか」。そのため、湯川から「いちえん」と呼ばれている。
実は強行犯係に監視カメラを仕込んでおり、なぜか監視していたが、後に本庁からの指示で脅迫者Xを特定するため、警察内部にいる内通者を炙り出すために仕掛けていたことが判明した。
過去に管理官の日下部と因縁があり、彼の横領疑惑を突き止めたものの先手を打たれ、窓際部署に異動させられた過去を持つ。
刑事課
- 湯川哲郎(演:沢村一樹)
係長。強行犯係湯川班の班長。周りの被害を顧みず捜査を進める猪突猛進な性格のため、犯人逮捕のためとはいえ結果的に必要以上に店のショーケースを割ってしまう程の傍若無人っぷり。自身の捜査に対して経理の面からいちいち首を突っ込む円を疎ましく思っている。
毎年、一日警察署長イベントに犯罪で両親を失った子供たちを招待しており、その子たちの笑顔を唯一の楽しみにしている。
- 藤堂さゆり(演:松本まりか)
強行犯係湯川班。班内唯一の女刑事。バツイチのシングルマザー。「海斗」という15歳の息子がいる。
嘗ては仕事と家庭の両立を夢見ていたが、それが叶うことはなく仕事一筋で生きてきてしまったせいで息子からも嫌われている。そのため、人生に悲観的になっている。
- 大竹浩介(演:JP)
強行犯係湯川班。口は悪いが実は頭脳派。
- 月村久(演:前田拳太郎)
強行犯係湯川班の新人刑事。何事も熟考して決断するタイプの慎重派。
- 中西翔(演:徳重聡)
強行犯係湯川班の中堅刑事。就職氷河期に唯一採用が決まった警察に就職した。かなりのプレイボーイであるため、彼女がことある事に入れ替わっている。また、ハニートラップに引っかかりやすく、これまでにしょっちゅう借金の連帯保証人にさせられたり、詐欺師からお金を騙し取られたりと何かと不憫。
地下アイドル「マリリン」の大ファン。
その他
- 中塚文雄(演:鶴見辰吾)
万町署副署長。脅迫者Xに暴力団との癒着疑惑という「弱み」を握られている…とされていたが、本庁の命令でわざと餌を仕込んでいたことが判明。
地下アイドル「マリリン」(中塚麻里)の父親であるが、彼女のアイドルとしての活動は認めていない模様。
- 日下部(演:浅利陽介)
警視庁から派遣されたキャリアの管理官。通称「所轄殺し」。所轄を見下し、自身のキャリアを傷つけないために失敗の責任を部下に押し付ける。円に横領疑惑を告発されそうになるが先手を打って上層部に擦り寄ったことで彼女を窓際部署に異動させた過去を持つ。
しかし、万町署で起こった身代金請求型ハッキング事件で対応を見誤り国費5億円を不正に請求した挙句、身代金を支払ったにもかかわらず情報データ流出を許してしまい、その失敗を所轄に擦り付けようとした。しかし、湯川班が独断で事件を解決、更に須賀が円が事前に取り付けていた捜査本部の監視カメラをわざと撤去し忘れていたことで部下に賄賂を渡していたことが発覚。責任を取って小笠原署(通称「ガラパゴス」)に左遷させられることになったが、脅迫者Xに目をつけられてしまう。
- 脅迫者X
警察内に潜む存在。不祥事を起こした警察官を脅迫し、要求に従わなければその情報をリークする。
余談
- OPでは、堂々とドラマ『SPEC』やドラマ『西部警察』、映画『タイタニック』、『アナと雪の女王』、『E.T.』、『ショーシャンクの空に』、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のパロディを行っている。