概要
ゲーム『スプラトゥーン』シリーズに登場するイカことインクリングの幼体に対してつけられる俗称。公式名称ではなく、Pixiv上でタグとして使われている仮称である。
ゲーム本編に登場する大半のインクリングは14歳の成体と設定されているが、幼体が本編中に登場することはない。
しかし、公式では幼体に関する設定が存在し、設定画集『イカすアートブック』の48ページでイラストともに設定が記述されている(画像はAmazonより)。
これによると、幼少期のインクリングはヒトの姿への変身が不完全で、イカとヒトの中間のような姿にしかなれないようである。しかし、成長とともにイカ⇔ヒトの姿への完全変化が出来るようになり、成体となる14歳頃には完全変化できるようになる。完全変化を身に着けたインクリングは、ナワバリバトルへ参加できるとのこと。
完全変化には大きな個体差があり、ヒーローモードで入手できるミステリーファイルでは幼年期のアオリ、ホタル、ヒメが既にヒトの姿をしている。幼体としての期間がかなり早めに終わってしまうインクリングもいるということなのだろう。
完全変化前には二足歩行もできるようになるのだが、成体のように肌に該当する部分はまだなく、目元や手先を除いてほとんど単色で、成体との見分けは簡単につく。また、手も指の形状がはっきりせず、イカの触腕(ゲソ)のような形になっている。
Pixiv等では、主にこの成長過程のイカとヒトの中間のような姿の幼体を描いた作品がインクリング幼体を指す場合が多い。
上記のように幼体がゲーム本編に登場したことはないものの、コロコロコミックの漫画版ではゴーグルくんらブルーチームの幼稚園時代が描かれた際、幼体の姿で描かれている。
余談
インクリングの対となるタコことオクトリングについては、幼体に関する公式設定がなく不明。タコは「母体」と呼ばれる個体から足が切り離され、その足が新たな個体となる特異な無性生殖をするためで、公式設定資料集『ハイカラウォーカー』にはタコトルーパーが変態してオクトリングとなる様子を描いたイラストもある。
一方、作中のBGMを担当するアーティストのPAUL(SashiMori)は10歳の幼体タコであり、またWARABI(合食禁)は『ハイカラウォーカー』で両親の存在が示唆されている等、幼体が存在し、かつ無性生殖でもないような設定もある。
前者の無性生殖は初期の設定なので、もしかしたら没設定となった可能性はあるが、仮に両方の設定が生きている場合、オクトリングは幼体を経験する個体としない個体が存在する、という可能性が考えられる。