概要
空母ミッドウェイ CV-41 は、1945 年から 1992 年まで就役したアメリカ海軍の航空母艦である。冷戦、ベトナム戦争、1976 年の朝鮮危機、イラン・イラク戦争中に活躍し、最終的にはアメリカ海軍の旗艦として活躍。 1991 年の湾岸戦争における米国ペルシャ湾岸海軍。 1992 年に廃止された後、サンディエゴの博物館になった。
エセックス級を装甲化し、大幅に拡大したものである。排水量は1.5倍以上の45,000トンに達した。同型艦に大戦中のルーズベルト大統領の名前を取った「フランクリン・D・ルーズベルト」と珊瑚海海戦を記念した「コーラル・シー」がある。
当初はそれまでの空母に倣った一本甲板であったが、アングルドデッキを取りこんで改装され、ニミッツ級ら現在の原子力空母に繋がる姿になった。
横須賀を母港としたこと、ベトナム戦争に参加したこともあって反戦運動の対象となり、1980年代には帰港するたびにニュース番組で取り上げられるなどして著名である。のちに叩かれ役は「カール・ヴィンソン」など横須賀に寄港する多くの空母に引き継がれた。1992年退役。
ちなみに、改装で追加されたバルジにより荒天時の安定性が損なわれたとされ、なんと傾斜24度に達する横揺れを経験し、そのことを記念したワッペンが作られてしまった。
こちらがそのワッペン(外部リンク)
参考
余談
ミッドウェー海戦の名を冠する空母で横須賀に駐留していたこともあって日本ではなじみ深く、多くの創作に登場していた。
しかし『征途』、『沈黙の艦隊』など登場作品の多くで最終的には撃沈されていることが多い。
1998年発売のゲーム「チョロQマリン Qボート」には「グッドウェイ」というステージがある。暴走した航空母艦を撃沈するというステージだが、この航空母艦のハルナンバーはミッドウェーと同じ41である。