概要
1945年9月10日、バージニア州ニューポートニューズ造船所で竣工。
1947年に地中海の第6艦隊に配属されたため朝鮮戦争には参加していない。
1954年に太平洋へ回航されて第7艦隊へ配属。1955年からワシントン州ピュージェットサウンド海軍工廠で第1次改装(SCB-110)を受ける。
改装後の1958年から第7艦隊へ復帰しベトナム戦争に参加。1965年にカリフォルニア州サンフランシスコ湾海軍造船所で第2次改装(SCB101.66)を受ける。この改装により他のミッドウェー級より高い能力を得ることができたが費用もそれに比例して高騰してしまい、SCB101.66改装はミッドウェイのみ行われることになった。
1970年からは再びベトナム戦争に参陣し、1975年の南ベトナム崩壊まで休養や整備を挟んで参加し続けた。その間の1973年に麾下の第5空母航空団共々、母港が日本の横須賀となることが決まり、退役まで横須賀を母港とし続けた。
1990年にイラクがクウェートへ軍事侵攻を行った際は11月から中東に展開し、翌年の湾岸戦争開戦から航空攻撃を行った。
1992年に退役。2004年からサンディエゴで「ミッドウェイ博物館(USS MIDWAY MUSEUM)」となった。
ちなみに、改装で追加されたバルジにより荒天時の安定性が損なわれたとされ、なんと傾斜24度に達する横揺れを経験し、そのことを記念したワッペンが作られてしまった。
こちらがそのワッペン(外部リンク)
参考
余談
ミッドウェー海戦の名を冠する空母で横須賀に駐留していたこともあって日本ではなじみ深く、多くの創作に登場していた。
しかし『征途』、『沈黙の艦隊』など登場作品の多くで最終的には撃沈されていることが多い。
1998年発売のゲーム「チョロQマリン Qボート」には「グッドウェイ」というステージがある。暴走した航空母艦を撃沈するというステージだが、この航空母艦のハルナンバーはミッドウェーと同じ41である。