変身ベルトの進化がここに
変わる覚悟はあるか
概要
仮面ライダーブラックサンの変身ベルト。パイプや計器の類が目立つデザインとなっており、オリジナルのキングストーンよりもメカニカルになっている他、名称が「ドライバー」になっているなど平成後期や令和の仮面ライダーの変身ベルトに見られる要素を持つ。
変身完了後の全体的なフォルムは初代仮面ライダーのタイフーンや仮面ライダーアークゼロのアークドライバーゼロのそれに近い。
怪人の変身の際には腰部に浮き出て変身するが、世紀王への変身ではポーズを取ると展開した状態で出現し自動的に変形すると変身が完了する。
なお、内部構造が剥き出しなデザインである理由は外部は最初期に設計されたドライバーとしての名残であり、当時の研究者たちがデータを収集するためのものであった。
変形シークエンス
まず光太郎が両拳を深く握るポーズを取ると共に腰に展開された状態で浮き出てくる。
変身ポーズを認識すると、ドライバー本体が赤く発光し、原点版の「エナジーリアクター」に相当する中央部分を囲うように備わった4枚羽が円形に移動。続いて上下カバーが内側へスライドして本体を覆い、リアクターが赤く発光するとドライバー右下の圧力計の針が180°回転して完成する。
これらの変形を、「変身!!」の掛け声とポーズ認識により自動的に行う。
また、黒殿様飛蝗怪人の変身の際には変形シークエンスが異なり、まずリアクターが赤く発光してから、4枚羽が円形に移動するのと上下カバーが内側へスライドして本体を覆うのがほぼ同時に行われ、ドライバーの右下の圧力計の針が180°回転して完成する。
商品化
CSM化が決定している。
なんと、史上初の完全自動変形変身ベルト。
変身ポーズを感知する事で自動変形によりベルト全面が稼動、中央のエナジーリアクターは周囲のパーツから風車の様に見え、自動変形で剥き出しの内部フレームと共に圧力計も動き、全てのパーツが格納され完全な状態になるのが特徴。
塗装も職人の手作業による汚し塗装が加えられており、非常にリアルな仕上がりとなっている。
商品PVでは南光太郎役西島秀俊氏が、「最初本物(撮影時のプロップ)と思った」とコメントしている。
2023年9月には廉価版としてDX版の予約が開始。
史上初のCSM→DXの商品化となった。
シルバー部分の塗装以外は全て成型色となっているが、CSMの金型を流用しているため、造形はCSMのほぼそのまま。
自動変形から手動変形に変更され、それに伴い内部構造が改められている。自動変形が出来なくなったことで赤外線センサーが不要となったため、赤外線センサー用の穴を塞ぐパーツが追加され、造形自体はCSM以上にプロップに近づいている。
余談
- パイプの造形はゴルゴムのマークを思わせる造形になっていたりするが、意図的なものかは不明。
- 2019年に開催されたCSM単独展示イベント「THE HENSHIN」にて、「未来の変身ベルト」として自動変形する変身ベルトが展示されていた。あくまでコンセプトモデルであることから特定のモデルが存在するわけではなく、変形パターンもサンドライバーが開→閉に対してこちらは閉→開であるが、「自動変形」と言うワードにこのベルトを連想したファンもいたようだ。
関連タグ
カミワザショット:中央の開閉機構が似ている。
ディケイドライバー(&ネオディケイドライバー):変身時に閉めるベルト繋がり。