1986年に発表されたコナミのシューティングゲームで、
グラディウスシリーズの続編にあたる。全6面。
最大の特徴は2人同時プレーが可能なった事と、ステージによってスクロール方式が
切り替わる点である。
奇数面はグラディウスシリーズ同様の横スクロールだが、偶数面では縦スクロールに
切り替わる。パワーアップシステムは前作のようなカプセル取得によるゲージ方式ではなく、
アイテムを取得してパワーアップするオーソドックスな方式に改められた。
また、自機がやられてもその場で復活する方式となっていて、
ミス直前にオプションを装備していた場合は、自機がやられた直後に
アイテム化して漂うこれらを回収することでミス後の攻撃力の低下を抑える事ができるが、
画面の後方でミスすると回収はほぼ不可能となり復活した直後にまたミス・・・という事態もありがちなため
その場復活制が未発達だったこともあり救済措置としての効果はあまり意味を成していない。
なお、海外版は「ライフフォース」という名前で発売されている。
面倒なのは、同じタイトルで国内にも逆輸入されていることである。
違いは、海外版は簡単に言えば、ほぼ「沙羅曼蛇」そのものだが
逆輸入版はステージや敵グラフィックが生物的なものに統一され、
パワーアップシステムもアイテム取得制からグラディウス等と同じパワーカプセル取得方式なっているなど、
見た目にもはっきりとわかる相違点が作られているため、いわば別バージョンという感じになっている。
よって「ライフフォース」という同名のタイトルで2つのバージョンが存在することになる。
後に様々な媒体で移植版が発売されており、
ファミコン版はカートリッジがスケルトン(半透明)カセットだったことが話題を呼んだ。
パワーアップ方式もアイテム取得方式ではなくパワーカプセル方式となっている。
また、MSX版は難易度が異常に高かったことで知られており、
2スロットに前作グラディウス2を挿入しないと真のエンディングが見られない
など、初心者お断り仕様となっていた。