がんばれ!!タブチくん!!
がんばれたぶちくん
いしいひさいちのギャグ漫画。4コマとショートショートで描かれている。
概要
プロ野球選手タブチコーイチを主人公としたギャグ漫画。
阪神タイガースのホープとして活躍していたが、肥満が原因で成績が振るわなくなってきたタブチくんが、その周囲とともに七転八倒する作品である。
モデルは当時現役選手だった田淵幸一。途中で西武ライオンズにトレードに出されたのに合わせて、舞台も西武ライオンズへと変わる。
連載終了後もいしいの4コマ漫画に度々スポット出演している。
アニメ映画
1979年から1980年にかけて3本が制作された。長編映画だが、短い単位で『◯回表』(奇数回は表、偶数回は裏)としてテーマが変わるオムニバス形式である。
声の出演は西田敏行、肝付兼太、内海賢二、羽佐間道夫、青野武ほか。
テレビアニメ化の構想があったが、主人公・タブチくんを演じた西田のスケジュール調整が実質不可能だった事もあり実現しなかった。
第1作制作当時すでに田淵が西武ライオンズ移籍後だったため、アニメは3作とも西武ライオンズ所属で描かれている。1作目はタブチくん弄りが酷過ぎた為か、2作目はメタ発言があるなどネタが比較的にマイドルになり、3作目はジュニア版のメインであるリトルライオンズが登場している。
原作は『がんばれ!!タブチくん!!』の他、プロ野球ネタを中心にいしいのショートコミック・4コマから引っ張ってこられている。特にヤスダ(ヤクルトスワローズ)まわりが多い。
特にアニメではライオンズのツツミオーナーがいじられていたが、ワンマンマンの某氏と違い西武鉄道がこれに言及したことはない。
また田淵本人は、西田が局長を務めていた「探偵!ナイトスクープ」に顧問として出演した際、
「ぼく(タブチ)の声をやってくれたことがキッカケで、彼(西田)と友達になった」
とコメントしたことがある。