プルフェイド・リュパール / 偏見で語る兵器bot氏による一連の投稿によって生じたキャラクター。通称「戦犯ちゃん」。
概要
元となったのはこちらのX(旧Twitter)での投稿。
エロゲ風の女軍人キャラとともに、『囚人A』という彼女の名前、エロステータス、そして『捕らえた囚人をあれこれするエロゲのスクショ風画像』という文字列がパソコンのタイトルバー風に併記された、成人向けゲームのスクショ風画像。
だが、囚人Aのステータスとともに載せられている「犯した罪」の欄がエグすぎると話題になった。以下が主な罪である。
犯した罪
- 文民の居住地域に対する無差別攻撃(ジュネーヴ諸条約第一追加議定書違反)
- 公正な裁判に基づかずにゲリラを処刑(同上:第44条4項)
- ゲリラへの報復に無関係の一般住民を集団懲罰(ジュネーブ第4条約違反:33条)
- 民族を破壊する意図に基づく集団殺人(ジェノサイド条約違反)
つまり、囚人Aは戦争中に戦時国際法をガン無視して民間人への無差別攻撃、私刑、民族浄化、ジェノサイドといった極悪非道な戦争犯罪を犯しまくった文字通りの戦犯ということになるのである。
結果「戦犯ちゃん」の通称を付けられるに至った。
さらにステータス欄もかなり業が深く、
- 本来の意味で使われているであろう確信犯度の84という高さ
- にもかかわらず迫真の贖罪意識0(つまり上記の所業を正義と信じ込んでおり罪の意識が皆無)
- 微妙すぎる37という法的知識、低すぎる遵法意識18から滲み出る悪辣さ(遵法意識は尋問回数と一致するため時間をかけて尋問してようやくこうなったという説もあり)
- 拷問や凌辱、薬物などの非人道的ないしエロゲーに本来あるべきステータスが一律0
- この事から「尋問している側が高潔」「こんな女を抱いたら恥」「どのツラ下げて顔を赤らめてるのか」「こいつが行くべきはエロゲではなく国際司法裁判所」という声
一見してただのエロゲ風キャラと思いきや、国際法ガン無視な戦争犯罪犯しまくりの罪歴とステータス欄の強烈なインパクトから2024年1月3日、「戦犯ちゃん」が年始早々X(旧Twitter)でトレンド入りした。
早速英訳名まで出来ており、「War criminal-chan(戦犯ちゃん)」とド直球の翻訳名が付されている。参照
同時に歴史マニアや戦史マニアにいろいろ考察されたりしており、年始のツイッターらしくなった(ジェノサイド条約の発効は1951年なので第二次世界大戦後の話となる。その上で白人らしき人物が虐殺を働いた戦争はあの国での紛争か某特別軍事作戦の2つに絞られる、等)。
同時に、やってることがやってることなのであまり大っぴらにやるのが憚られたり、注意書きをつけるファンも多い。
余談
戦犯ちゃんこと囚人Aを生み出したプルフェイド・リュパール / 偏見で語る兵器bot氏の投稿によると、「コミケのサークルスペースで隣にいらっしゃった因幡のよっちゃん氏(※)に設営中の時間ですこし国際法について話を聞かせてもらってる間に思いついて作ろうと思った」とのこと。
※稲葉義泰氏。国際法・防衛政策研究者兼軍事ライター。
なお、因幡のよっちゃん氏の方はあくまで国際法について話しただけで、戦犯ちゃんに関して同氏は示唆も含めて一切制作に関わっていないことに要注意である(むしろ国際法の話を聞いて何故こんなアイデアが浮かんだのか謎だが……)。
ファンイラストが増えていることには「元絵がAIイラストベースなのに二次創作的な絵を描いてもらえるとなんか変な申し訳無さがある」とも投稿しているが、これについてはX(旧Twitter)上でも、
- 「こんなキャラ付けのキャラに描き手が存在するとしたらその名声がずっとついて回るから描き手が不在な生成AIであるほうが不経済にならないから良い使い方の例まである」参照
- 「戦犯ちゃんに関しては比重的にテキスト欄が本体で、絵はぶっちゃけ大まかに伝わればいいんで・・・」参照
といった意見もある。
なお、元絵はAI絵を多少の画像編集で改変し、別の背景画像とステータスを組み合わせたものとのことで、正確には「AIイラストがベースの作品」とのこと。
また氏の投稿しているイラストはどいつもこいつも癖が強く、キャラの可愛さよりも文面の方に目が行ってしまう。
リンク
- 元画像(Pixiv)(※R18設定のため18歳以上のログイン状態でないと閲覧不可)
- ポスト(ツイート)
関連イラスト
以下、AI生成タグ付き